あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんのメディア出演(2)

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 先日、「三宅由佳莉さんのメディア出演(1)」という記事で、「今後も動画等を発見するたびに、このシリーズで投稿して行きます」と書きました。

retcapt1501.hatenablog.com

 今回は、新しい動画を発見したわけではないのですが、3月20日、スカパーで三宅由佳莉さんが登場するプログラムが放映される予定であることを紹介したいと思います。スカパーの放映予定に三宅さんの名前が載っているものの、ユニバーサルの公式サイトには何の情報もないので、おそらく過去に放映された録画であろうとは思いましたが、内容が全くわかりませんでした。

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 そんな折、このブログの読者の一人である高知の「りくさん」さんからタイムリーな情報提供がありました。以下に引用します。

 

先日『チャンネル銀河』『日本のうた#283』で検索していたら三宅由佳莉さんの出演が3月20日(火)午後6:00~7:45が出てきました。内容は2014年のBSの再放送みたいですが、『曲目は祈り~A Prayer』になってましたから三宅さんで間違いないと思います。たぶんvo:三宅さん、piano:太田さん、コントラバス岩田有可里さんの3人で出演した番組だと思います。チャンネル銀河がどういうTVかも知らないですが、メディア露出の頻度の少なくなってきたこともあり新たなファン獲得には再放送とはいえ、価値があるのかもしれませんね。

 

 ということです。りくさんさん、情報提供ありがとうございました(╹◡╹)

 りくさんさんと同じように検索したところ、ありました。

www.ch-ginga.jp

 

 再放映されると思われる動画を下に埋めておきますが、当日の番組の中でどのように扱われるのか気になりますね。当日、視聴できる環境にある方は、是非ご覧になってください。なんだか楽しみですね。

www.youtube.com

  今回は、三宅由佳莉さんの楽曲の放映予定についてご紹介させて頂きました。

 

 

 

 

三宅由佳莉さんの、最近の動向(18-01)

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 海上自衛隊東京音楽隊の歌手である三宅由佳莉さんは、その美しい歌声だけでなく、まっすぐな人柄で、多くの方から支持されています。

 ですから、東京音楽隊定期演奏会や定例演奏会のチケットは、大変な倍率になっており、なかなか手に入れることはできませんん。まさにプラチナチケットです。

 ところが、そのようなメジャーな演奏会以外にも、いろいろなイベントに東京音楽隊は出演しています。ただ、そのようなイベントへの出演については、おそらくそのイベントへの配慮のため、積極的な広報が行われておらず、事前に把握することは困難です。でも、そのようなイベントでも、可能な限りフォローしたいのがファン心理というものですよね。

 ということで、把握できた動向については、「最近の動向」というシリーズでフォローし、皆様と共有して行くことにしました。

 例によって、コメント欄で情報提供いただけると助かります。

 

 

 今回提供するのは2件です。

2月4日(日)東京地方協力本部立川支所に、三宅由佳莉さんが姿を見せました。完全な私服姿ですので、公務なのか、私的な協力なのか判然としませんが、おそらく来年度採用予定隊員への説明・激励の類のイベントへの協力をされたものと思われます。

 たまたま、立川支所を訪れた方が写真をアップしてくれていました。

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 そして、同じ日、「歓迎会」と称して下の写真がアップされていましたので、おそらく、立川でのイベント後、三宅さんを囲んでの歓迎会が行われたものと思われます。

 公私ともに引っ張りだこですね。

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3月2日(金)、羽村市生涯学習センターゆとろぎ大ホールで開催された羽村市防衛協会創立50周年記念式典に海上自衛隊東京音楽隊が出演し、三宅由佳莉さんは見事な歌唱を披露されました。演奏会の最後には、羽村市の子供達も演奏に参加し、楽しいひと時を過ごしました。

 

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 昨年の昭和女子大での演奏会における中高生とのコラボもそうですが、子供たちとの合同演奏というのは、とても意味のあることだと思います。ただ、おそらく、そのイベントへの影響を考慮して事前情報が流れてこないため、把握するのは難しいです。

 今回は、玉寄勝治さんが記事をあげて下さったので承知することができました。

 玉寄さん、ありがとうございました。

tamayosekatsuharu.blogspot.jp

三宅由佳莉さんの効能(5)

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 三宅由佳莉さんの効能シリーズも第5回となりました。

 初回は、私が三宅さんの歌に救われた話を書きました。

retcapt1501.hatenablog.com

 第2回は、私たち一人一人に寄り添い力を与えくれる存在だと書きました。

retcapt1501.hatenablog.com

 第3回は、日本の心を大切にする方々にとって一筋の光明であると書きました。

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 第4回は、いつも絶えない「顔晴る」笑顔が私たちを癒してくれると書きました。

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 そして今回です。

 下の動画は、videopro8570495さんが先月アップしてくれたもので、このブログの読者の一人である高知の「りくさん」さんからの情報提供です。

 どのような場面での国家独唱なのかについて記載がありませんが、背景の建物や、会場の構造からみて、三菱重工長崎造船所での護衛艦命名進水式と思われます。

 三菱長崎での最近の護衛艦命名進水式は次のとおりです。

護衛艦「てるづき」2011年9月15日  (三宅さんはまだ海士長)

護衛艦「すずつき」2012年10月17日(音楽隊伴奏による国歌斉唱が行われた)

護衛艦「あさひ」 2016年10月19日(三宅さんによる国歌独唱・冬服)

護衛艦「しらぬい」2017年10月12日(三宅さんによる国歌独唱・夏服)

 以上の事実関係から、この動画は、2016年10月19日(水)に三菱重工長崎造船所で行われた、護衛艦「あさひ」の命名進水式のものと特定します。

 また、赤絨毯の床の上にブルーシートが敷き詰められており、この位置からの撮影が可能であったことから、事前のリハーサルを、許可を得て撮影したものと思われます。

www.youtube.com

 さて、この記事の焦点はそんなことではありません。三宅さんの「効能」です。

 今回の記事の発端は、私のブログを今年になってから読んでくださっている「1」さんのコメントです。

 先日投稿した「三宅由佳莉さんのファンとして」という記事に、「1」さんが初めてコメントして下さいました。熱い想いと私への励ましの後、追記として「個人的には、三宅さんの、発言した後、つい『うふふ』って出ちゃうところが好きです。非常に不思議な方だと思います」と書かれていました。
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 そして、このコメントに反応されたのが「りくさん」さんで、この「うふふ」がわかる動画として上のYouTubeを紹介し、「つい出る癖なんでしょうが、面白く可愛いですね」とコメントして下さいました。

 お二人のコメントを読んで、自分も、その「うふふ」に癒されていたことに気づきました。きっと多くの三宅由佳莉ファンが同じ気持ちなのではないかと思い、これを「効能」シリーズの記事にしてみようと思った次第です。

 そこで、YouTubeに投稿されいている動画の中から、三宅由佳莉さんの「うふふ」を抽出した動画を作ってみました。

www.youtube.com

 なんと言うか、三宅さんのこの思わず出てしまう「うふふ」は、とても可愛いらしいですよね。三宅由佳莉さんのファンの多くが、男女を問わず、この「うふふ」に魅力を感じているのではないかと思います。

 でも、三宅由佳莉さんの「うふふ」は、単に可愛らしいというだけではないような気がします。とても素朴で、素直で、善意に溢れていて、だからこそ、思わず出てしまうものなのでしょう。

 三宅由佳莉さんの「うふふ」を聞くと、不思議な安心感に包まれます。自分が安心というよりも、この国は大丈夫だと思わせてくれるような大きな安心感なのです。

 海上自衛隊の花形であるセントラルバンド、東京音楽隊に身を置きながら、また、自身のデビューアルバムがレコード大賞企画賞を受賞した身でありながら、素朴さや、真面目さをいささかも失うことなく、まっすぐに生きようとする姿勢が似合い過ぎるほど似合っている。そんなところが、私たちの心を捉えて離さないのでしょうし、我々に安心感を与えてくれるのだと思うのです。

 そんな、素朴でピュアな心から出てくる「うふふ」は、三宅由佳莉さんの「効能」の一つに違いないと思います。

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三宅由佳莉さんのメディア出演(1)

 

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 海上自衛隊東京音楽隊の歌手である三宅由佳莉さんは、その透明感溢れる美しい歌声と、いっしょうけんめい生きる、誠実な人柄で、老若男女を問わず、幅広い層からの支持を集めています。

 最近は、メディアの方も落ち着きを見せ、東京音楽隊三宅由佳莉さんがテレビに出演する機会もめっきり少なくなりましたが、三宅さんのデビューアルバムである「祈り〜a prayer」がリリースされた2013年以降、あらゆるメデイアからの出演依頼が殺到する時期がしばらく続きました。

 私は、そのようなメディア露出のピークが過ぎた、昨年の6月頃から参戦しましたので、過去に放映された番組は全く見ていませんでしたし、チェックもしていませんでした。

 今になっていろいろな記録をみると、数えきれないくらいの出演実績があるので、本当に驚いています。それらの中には、YouTubeなどの動画投稿サイトに残っているものもあれば、何枚かの写真だけが残されたもの、文字情報のみのものなど様々です。

 きっと、動画があるはずだと思っていても、簡単には探せないものも少なくありません。でも、そんな動画にばったり出会ったりすると、喜びもひとしおです。

 見つけた動画は、一刻も早く三宅由佳莉さんのファンの皆様と共有すべく、紹介するようにしていますし、可能であれば、三宅さんにフォーカスした形で編集した上でYouTubeにアップすることにしています。自分の記事に埋め込むためです。

 現在私は、三宅由佳莉さんの入隊以来のアニュアルレビューを逐次投稿しており、2009年から2011年まで終えたところです。

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 今後、次第にメディア出演の内容が入り始めます。

 このアニュアルレビューを書くにあたり、あれこれリサーチしていると、意外なものに出会ったりします。それが動画だったりすると、お宝を掘り当てたような気もちになりますよね。先日書いた「三宅由佳莉さんの、恩師への思慕」がその典型です。

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 さて、今回ご紹介するのは、2016年1月1日(金)18時〜21時にフジテレビで放映された「超豪華!歌うま正月スペシャル 十八番で勝負!!新春!オールスター対抗歌合戦」の動画です。

 実は、この番組で三宅由佳莉さんが歌った2曲目(Let it Go)については、既に私のYouTubeチャンネルにアップ済みですし、記事でも紹介しましたのでご覧になった方もいらっしゃると思います。今回ようやく、1曲目の動画に出会うことができましたが、東京音楽隊と三宅さんにフォーカスした動画に編集してアップしたところ、著作権クレームでブロッックされてしまいました。

(注:この動画は2018年8月までに、ブロックが解除されました)

再生済み4:30

www.youtube.com

 せっかくですので、2曲めの「アナ雪」も埋めておきます。

 よかったらお楽しみください。

www.youtube.com

 今後も動画等を発見するたびに、このシリーズで投稿して行きます。

 

 

 

今日は何の日?(2月26日)

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 1936年(昭和11年)の今日、東京において、帝国陸軍の若手将校による、部隊を率いての叛乱事件が起きました。

 今回は、「二・二六事件」として知られるこのクーデター未遂事件について書いてみたいと思います。と言っても、私はこの事件の研究者ではありませんし、当時の国内・国際情勢について特に詳しいわけでもありませんから、細部に立ち入ることはしません。しかしながら、門外漢の立場で見ても、この事件については釈然としないところがあるので、その点につき述べてみたいと思います。

 その前に、はっきりさせておきたいのですが、軍のクーデターなど、如何なる理由があろうと許されるはずがない、というのが私の確固たる考えです。

 以前、「お辞儀と敬礼」という記事で、「国民から殺傷能力のある兵器・武器を預かる軍事組織である自衛隊は、鉄の統制と秩序を維持する必要があります。だからこそ、敬礼を義務化して、常に階級というものを意識させているのだと、私は理解しています。」と書きました。

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 「国民から兵器・武器を預かっている」ということが重要です。国家の暴力装置である軍隊は、国家の意思、すなわち国民の意思に反してこれを使用することなど許されるはずがないからです。

 

 さて、「二・二六事件」について、ブリタニカ百科事典には次のように記載されています。

1936年2月 26~29日,東京で,国家改造を目指す陸軍青年将校が陸軍部隊を率いて反乱クーデターを試みた事件。 26日早朝の蜂起後,27日東京に戒厳令がしかれたが,28日反乱部隊は「騒擾部隊」とされ,原隊復帰の奉勅命令が出された。 29日に反乱は終り,首謀者 19人は銃殺,3月には,統制派が事件を利用し林銑十郎皇道派指導格の4大将を追放,発言権を強めた。

 これが、この事件に対する平均的な認識なのでしょう。でも私は釈然としないのです。あれだけの大事件が、まるで陸軍内の派閥抗争であったかのような括り方をされているように見えるからです。

 門外漢ですから仮説を立てる立場にはありませんが、私なりにイメージしているこの事件のストーリーは次のようなものです。

 統制派、すなわち陸軍大学校陸軍士官学校ではありません、大尉・少佐クラスが選抜試験を受けて入校する、高級将校への登竜門です)卒のエリート軍人官僚を中心とするグループは、統制経済による高度の国防国家建設を目指していました。そのモデルとしたのはソ連共産主義体制です。彼らは、天皇共産主義は矛盾なく共存できると考えていたのです。ですから、国是として「反共」を掲げていたにも関わらず、国防の中核たる軍の中枢には共産主義思想を信奉するエリート将校がうようよいたのではないかと思えるのです。当然、コミンテルンの意図を体した共産主義者などとの交流もあったはずです。

 つまり、政策立案中枢にソ連の影響が及んでいた可能性があると思われます。

 関東軍は、ソ連の南下に備えて満州に展開させておけば良いものを、なぜわざわざ中国北部に侵攻させたのか、このように考えるとわかる気がするのです。統制派のエリートは、自分たちが情勢をコントロールしているつもりで、ソ連の手玉に取られていただけなのではないでしょうか。

 一方、「二・二六事件」を起こした皇道派の将校らは、共産主義を否定し、国内の特権階級を排し、天皇を中心とする平等な社会を建設することを夢想していました。当然、ソ連とはあくまで対峙すべしとの考えではありましたが、国内の懸案事項を解決することが最優先であり、統制派のエリートが構想する中国北部への侵攻など認められないという立場でした。

 つまり、統制派にとってというよりは、ソ連コミンテルンにとって、皇道派は邪魔な存在だったはずです。

 皇道派の理論的支柱は、北一輝でしたが、青年将校らに対し「時期尚早」と諌めたと言います。政治の中枢に腰を据えた統制派のエリート将校とは違い、貧しい農村から徴兵されてきた部下たちの悲惨な話を聞いている皇道派青年将校らには、決起に至る強い動機があったとは思いますが、誰より天皇への忠義心が篤い彼らが、天皇の軍隊を勝手に動かす暴挙に出るには、何か強い影響力が必要だったのではないかと思うのです。

 私は、皇道派青年将校らを強くそそのかしたグループがあるのではないかと考えています。成功の見込みのないクーデターを起こさせ、皇道派の息の根を止めるのが目的です。背後にいるのは当然ソ連コミンテルンでしょう。コミンテルンは、統制派も皇道派も手玉に取り、日本を自滅の方向に向かわせたのではないか。

 

 私は、戦後の経済復興を果たした頃の日本は、資本主義国というよりは、高度に発達した社会主義国だと思っていました。日本型の商習慣その他の習慣によりあらゆるものの調和が取れ、極端に富む者も、極端に貧しい者もなく、非常に平等かつ高度に秩序ある社会が実現していたからです。

 ところが、いつの頃からか、グローバリズムなるわけのわからない思想が我が国の政界、官界にはびこり、日本的な調和のとれたシステムを破壊し尽くしています。

 私は思うのです、昔も今も、外部勢力の都合のいいように、我が国は手玉に取られ、破滅への道を歩かされ続けているのではないかと。

 皇道派青年将校の軽挙は許されるものではありません。しかしながら、彼らが感じていた危機感は正しかったと言わざるを得ないと思います。

 頭の良い振りをして、国を誤る者よりも、愚直なまでに、日本人らしくあろうとする者を私は支持したいと思います。

 

三宅由佳莉さんの、恩師への思慕

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 昨年末、「三宅さんの御用納め」という記事を上げました。その中で、

ひと頃のように、年末年始のテレビ出演がないのは淋しい気もしますが、一年中全国を飛び回っておられる三宅さんはじめ東京音楽隊に皆さんにとっては、少しだけ羽根を伸ばせる機会になればと思います。

    とはいえ、人気者です。公式行事でなくても、私的な「出演」依頼も多いでしょうから、きっと忙しいのだとは思いますが、どうか英気を養って、来年も大活躍してくださることを期待しています。

と書きましたが、具体的な「私的出演」の情報が見つかりました。

 岡山城東高校時代の恩師の一人である山崎慶一先生の還暦を祝う会が、この1月3日に岡山市の「ピュアリティまきび」で開催され、三宅由佳莉さんは「愛は花、君はその種子」「Time to Say Goodbye」「Let it go」を披露され、何人かの同窓生を後ろに従えて「恋ダンス」を披露されました。

 この会の様子を収めた動画がアップされていましたので、三宅さんにフォーカスしたトリミング映像に編集させて頂きました。ご覧になってください。

 元動画で、この会の全体をご覧になりたい方は下のリンクからどうぞ。

www.youtube.com

 山崎慶一先生の還暦を祝う会 - YouTube

 山崎慶一先生は、進学校である県立城東高校の野球部を、県内の公立高校として戦後初めて甲子園に出場させた名監督、名指導者です。進学校であるだけに、毎日の練習時間はわずか2時間。そのような制約のある中で、野球部の黄金時代を築いた山崎先生を慕う教え子は数多いのでしょう。三宅さんと山崎先生がどのような結びつきなのかはわかりませんが、甲子園に出場した際に、アルプススタンドでチア長としてチアリーダーたちを束ねていたのが三宅由佳莉さんでしたから、その辺りの関係ではないでしょうか。でも、それ以上に、生徒みんなから慕われていた先生なのでしょう。

 「愛は花、君はその種子」は、三宅さん自身大好きな歌だとおっしゃっておられますし、私にとっては、コンサートで唯一三宅さんの生歌を聴いたことのある歌ですので、とても印象に残っている曲でもあります。

 「Time to say Goodbye」はラストのみですけど、いつも通りに歌い切ったんだな、ということがよく分かりますよね。三宅さんが歌い終えた後の、皆さんの「おお」という感じの表情が楽しいですし、山崎先生の心から嬉しそうな笑顔が印象的です。

 「Let it go」は、三宅さんはいつも通りに心を込めて歌っておられるのですが、同窓生の余興に使われてしまっているので、三宅由佳莉ファンとしては、こんな風に扱わないでほしいとも思います。でも、そんな経緯でも、いつも通り一生懸命に歌われる三宅由佳莉さんは凄いなぁと、改めて感じ入った次第です。

 「恋ダンス」は、いつもの「チーム三宅」とは、全く勝手が違うのでしょう、何度も後ろを気にしながらの演奏となりました。

    それにしても、ヒールで踊るのもすごいですよね、驚きです∑(゚Д゚)

ameblo.jp

 

 さて、どうでしょう。三宅由佳莉さんが、私的な会合の場で歌を披露される動画は、ほかにないと思います。とても貴重な動画ですね。

 そして、三宅由佳莉さんの、山崎先生に対する思慕の念が伝わる動画でもあります。

三宅由佳莉さんのファンとして

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 私は三宅由佳莉さんのファンです。

 今更何を言い出すのかと思われるかも知れませんが、改めて自分自身にちゃんと言い聞かせなければならないと思うことがあったのです。

 私は、東京音楽隊の演奏、なかでも三宅由佳莉さんの歌によって自分の心が救われた人間です。それがきっかけで、三宅由佳莉さんの熱烈なファンになりました。昨年の9月からこのブログに記事を書き始めたのも、三宅さんや東京音楽隊の演奏に対する自分の思いを発信したいという強い気持ちがあったからです。

 ただし、三宅さんを熱心に応援するあまり、神格化することのないよう、時々戒めることを自分なりのルールとしました。

 三宅さんを讃えるあまり、比較対象として他の歌手の方を無意識のうちに貶めてしまったりすることがあり得ると思ったからです。

 表現の自由だと言えばそれまでですが、そのような讃え方をされて、三宅由佳莉さんが喜ぶとは到底思えません。それどころか、心から落胆されることでしょう。

 盲目的な崇拝者になってしまったのでは、本当の意味で応援していることにはならないと思い、自分への戒めのためのルールにしたというわけです。

 と、言ってはみても、どうしても「盲目的」に「神格化」したくなるのがファン心理というものです。つい、三宅さんが完全無欠な存在に思えてしまいます。

 

 自分のこれまでの記事を読み返してみると、そんな傾向が見られるものがあります。

 例えば、「三宅由佳莉さんの『歌姫』への道」もそうかも知れません。

 記事は、次のような言葉で終わっています。

三宅由佳莉さんは、今でも大変影響力のある方ですが、現状に甘んじることなく、自分が思い描く海自の『歌姫』の姿を目指して日々絶え間ない努力と挑戦を続けておられるのだと思います。

 そんな三宅さんを、応援せずにはいられません。

retcapt1501.hatenablog.com

 そして、「三宅由佳莉さんのチャレンジ」では、こう結んでいます。

三宅由佳莉さんのチャレンジは来年も続くでしょう。いつもいつも、新しいことにチャレンジし、ミラクルでファンを驚かすことを楽しんでおられるのかもしれません。

 今後のチャレンジとミラクルが楽しみです。

retcapt1501.hatenablog.com

 これらの記事を、私は、三宅由佳莉さんを応援する気持ちで書きました。いつでも努力を惜しまず、あらゆる楽曲にチャレンジして、全てに対応できる歌姫を目指している。そんな三宅由佳莉さんを応援しますと言っているわけです。

 

 ところが、これは本当の意味で応援になっているのだろうかと考えさせられる出来事がありました。

 一昨日、toikimiさんが書いて下さった、東京音楽隊第57回演奏会の報告記事を紹介しましたが、navy171さんより、他の方の報告記事について情報提供を頂きました。

 私も以前から、いろいろな記事を読ませていただいている「ネイビーブルーに恋をして」というブログなのですが、記事の中で、私が「ハッ」としたのは次の一文です。

ところで、オペラからアニメソングまで、なんでも歌わなくてはならないという『宿命』から逃れることはできないのが自衛隊の歌手というポジションです。
ある意味、どんなプロの歌手より過酷で難しい現場であると言えるかもしれません。

だからこそ、東京音楽隊でも横須賀音楽隊でも、歌手を大事にしてあげてほしい
歌手の特質と音域を踏まえて、選曲だけは慎重にして欲しいと思います。

 専属歌手が常駐している音楽団というのは世界広しといえども自衛隊音楽隊をおいてないと思うのですが、歌も楽器の一パートとして『適宜使いこなす』ことがこれからの自衛隊音楽の鍵になるでしょう。

くれぐれも『何にでも挑戦させようとしないであげてほしい』と、老婆心ながら聴衆の一人としてここでこっそりと呟いておきます。

blog.goo.ne.jp

 特に赤字にした部分です。この方は、音楽への造詣も深いのだろうとお見受けしました。私が無邪気に「頑張れ」と応援しているのに対し、この方は、心底三宅さんのことを思い、「大事にしてあげて」と悲痛なコメントを発信されているのです。

 

 盲目的な崇拝者になってしまったのでは、本当の意味で応援していることにはならないからと、わざわざルールまで作っておきながら、この方のような、性根の入った応援の仕方が全くできていなかったのではないかと、暫し考え込んでしまいました。

 でも、最終的にこう思いました。

 確かに、この方が言われるような観点が欠けていたのは事実です。でも、いろいろな楽曲にチャレンジしているのは、組織の要求だけではなく、三宅由佳莉さん自身のチャレンジ精神がなせる業でもあるはずです。

 私は、困難なミッションに背を向けることなく、失敗を恐れずに正面から堂々を立ち向かう三宅さんの勇気ある姿に感動し、そんな三宅さんを応援しようと思ったのでした。だから、私は三宅由佳莉さんのファンなんです。

 

 今回、三宅由佳莉さんのファンとして欠けている点を認識すると同時に、改めて自分がどんなスタンスで三宅さんを応援しているのかを確認する機会を得ることができました。

 きっかけを与えて下さった navy171 さん、ありがとうございました。