練習艦隊は、日本時間の今夜21時〜22時頃、ペルー共和国のカヤオ港に入港するものと思われ、すでに港外に仮泊して「化粧直し」を行なっているのではないかと思います。
さて、ペルーのカヤオ港は、その昔、まだ青年士官だった私も、遠洋練習航海で訪れたところです。上のチャートで赤い点線で囲まれたあたりが海軍の施設ですが、私たちの艦隊は商業地区に係留しました。今回もおそらく同じではないかと思います。
私が訪れた頃は、共産ゲリラ「センデロ・ルミノッソ」が猛威を振るっていましたので、私たちに自由な上陸は認められませんでした。ですから公式行事の思い出しかないのですが、よろしければ下のリンクから、当時のカヤオでのエピソードをお読みください。
さて、ペルーには約10万人の日系人が暮らしているそうですが、これは南米ではブラジル（約150万人）に次ぐ規模です。今年は日本からペルーへの移民120周年にあたり、日ペルー交流年として様々なイベントが行われています。
今回練習艦隊が寄港するのも、そのような節目に合わせたものです。
「すぎ」さんが現地の複数のサイトから探し出してくださった各種情報によりますと、カヤオ港滞在中に予定されている練習艦関連のイベントは次のようになります。
7月5日のカヤオ入港時には、日系ペルー人の代表の方々が練習艦隊を出迎えられますが、土屋定之・在ペルー日本国特命全権大使閣下による歓迎挨拶を賜る運びとなっております。
また、出港前日の8日には、首都リマにある日本・ペルー劇場で練習艦隊音楽隊の演奏会が予定されていますし、やはりリマ市内にある日本・ペルー文化センターで、スポーツ交換や合同練習などが行われるとのことです。
これらの情報に関連した報道等があれば、また記事を起こしてみたいと思います。
