あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

横須賀音楽隊@横浜音祭り2019

 先に報告させていただいたとおり、11月3日に横浜のクイーンズスクエアで開催された、「横浜音祭り2019・ヨコスカ街なかミュージック連携ステージ」の全プログラムを楽しんで参りました。

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 早めに会場入りしたので、スマホでも撮影しやすい正面の最前列に座ることができました。今回の演奏会に、帰国間もない三宅由佳莉さんが出演されることはないであろうことは予想していましたが、三宅さんの大ファンである我がブログチームのリーガルアドバイザー(勝手に任命(≧∀≦))斉藤先生の姿がないことで確信しました。

 陸自高等工科学校のドリル展示に続き、防衛大学校吹奏楽部の演奏会を撮影しながら楽しんでいるさなか、右の方に目をやると、横須賀音楽隊の皆さんが楽器を搬入されているのが見えました。ちょっと気になりましたが、今は目の前の演奏に集中です。

 防衛大学校の演奏会が終わったところで、スマホを確認すると、「いかづち」さんからラインで、赤嵜尚子さんの写真と「ご挨拶!」とのメッセージが入ってました。

 「いかづち」さんは都合がつけば行くとは仰っていたのですが、遅れ馳せで来れたんですね。私は直接ご挨拶することはできませんでしたが、赤嵜さんのお元気そうな笑顔を拝見することができました。お元気そうではありますが、ちょっとお痩せになったのではないでしょうか。東音も横音も、皆さん痩せていかれるようで、なんだかちょっと心配です。 

 

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 休憩時間に入り、横須賀音楽隊の皆さんが会場設定のためにステージに入って来られました。向かって左端のマリンバ(かな?)席には赤嵜尚子さんの姿がありましたが、やはりちょっとお痩せになった印象です。

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 こちらに視線が向いた時に手を振ってみると気づいて下さいました。ちょっと緊張気味の表情からパッと輝く笑顔が、いつもながら素敵です。

 ステージでの調整も終わり、皆さんは一旦右袖に下がります。そして定刻の14時45分になると、イベントMCの高橋茉奈さんが横須賀音楽隊のプロフィール紹介をされ、いよいよ演奏会が始まります。

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 演奏会の様子は、フル動画撮影を敢行しましたので、ご覧になって下さい。撮影途中で、私の指が撮影中止ボタンに触れたらしく、一部途切れてしまいました。すぐに気づいたので短時間ではありますが、ちょっと不自然な繋ぎのシーンがあります。また、渡辺彩乃さんが「かもめが翔んだ日」を歌われているシーンでは、ズームをかけた際に逆光補正で画面が突然暗くなるというアクシデントもありました。そんなこんなで、難あり動画ですが、ご勘弁のほど(≧∀≦)

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 指揮は、横須賀音楽隊長の長岡英幸・1等海尉です。今年の8月1日付で大湊音楽隊長から現職となられました。8月8日に鶴岡八幡宮で開催された「ぼんぼり祭り吹奏楽の夕べ』」で、初めてその指揮を拝見しましたが、力強くキレがあり「格好いい」の声も聞かれました。

 MCは、3等海曹・米満佳寿代さん(当初、字が違ってました、御免なさい (≧∀≦) )

 プログラムは以下の通りです。

①横浜音祭りファンファーレ(曲:ヤン・ファン・デル・ロースト)

横須賀市歌(曲:団伊玖磨

③アニメ「ワンピース」より、We are!

④同じく、We go!

かもめが翔んだ日(曲詞:伊藤アキラ) ヴォーカル=渡辺彩乃•3等海曹

⑥別れの曲(ボサノバ・バージョン)(曲:フレデリック・ショパン

⑦ゆずメドレー 〜With you 〜 虹 〜 夏色 〜

⑧マンボ・ジャンボ(曲:ペレス・プラード

アンコール 行進曲「軍艦」(曲:瀬戸口藤吉)

 

 演奏会の内容自体は、動画をご覧になっていただくのが一番ですので逐一触れることはしませんが、気づきの点について書いてみたいと思います。

 このブログをお読みになっておられる方は、メインで取り上げてきた東京音楽隊に馴染んで来られた方が多いと思います。私自身がそうです。まだ、横須賀音楽隊の皆さんのことをよく存じ上げないものですから、どうしても東京音楽隊から異動されたパーカッションの赤嵜尚子さんやトランペットの本田勲平さんに目が行ってしまいます。そこで「おや?」と思ったのが、この8月に異動されたフルートの目黒渚さんの姿がないことでした。

 どうされたのかな、と思っていたのですが、演奏会が始まり、MCの米満さんの語りを聞いた時に、「あぁそうか」と思いました。このところ続いている台風被害に遭われた方々へのお見舞いの言葉に続き、米光さんは、

「私たち海上自衛隊も被災地支援に全力を尽くし、我が隊からも、仮設入浴施設へ隊員を派出しております」

と仰ったのです。おそらくですけど、目黒さんは被災地に行かれているのではないでしょうか。以前、「ポセイドンの涙(2/2)」という記事で、東日本大震災後、目黒さんが仮設入浴支援に携わっておられたこと、そこで知り合った被災者の女性(当時中学生)との心の交流を軸にドキュメント映画が制作されたことなどを紹介しました。

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 ですから、今回も志願されて、被災者支援に当たられているのではないかと思ったのでした。実際のところは知る由もありませんが、そんな気がします。

 お名前はわかりませんが、トランペット奏者の方の慰問演奏の様子が横須賀地方総監部の公式ツイッターで紹介されていました。

 

 そして、ちょっと微笑ましいエピソードです。

 トロンボーン奏者兼歌手の渡辺彩乃さんが、「かもめが翔んだ日」を歌われる際、米満さんが「歌は『横須賀市港北区出身の渡辺彩乃3等海曹です」と紹介されました。私自身が港北区の住人なので、「横浜市だよね」とすぐに気づきましたが、渡辺さんも登場しながら米満さんの方を見て「横浜だよ〜」と言いたげでしたが、「まぁいいか」という表情で頷いていたのが微笑ましかったです。

 今年5月に下田で開催された「黒船祭り」での「サンセットコンサート」を「モンスター」さんがレポートして下さった際、トロンボーン奏者の渡辺彩乃さんが「瞳」を歌われたとの報告に接したのが、注目するきっかけでした。

 これまで、動画では何度も拝聴してきましたが、渡辺さんの歌を初めて生で聴くことができました。演奏のテンポはちょっとだけ速めだった気がしますが、力強く歌い抜かれ、聴衆を魅了されました。みなさん大きな拍手で応えていましたね。

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 渡辺彩乃さんは、「別れの曲」でトロンボーンのソロも披露されましたが、歌同様、力強い演奏でした。

 それにしても渡辺さん、港北区出身だったんですね。地元出身の方が大活躍しておられるのを知り、嬉しい限りです。

 

 マンボ・ジャンボでは、今回も赤嵜さんのコンボ(かな?)の演奏を聴くことができました。鎌倉での「ぼんぼり祭り」の演奏会で、ソロでフィーチャーされた際には、迫力ある演奏を、本当に目の前で拝見することができましたが、今回はかなり遠目で、姿もほとんど隠れてしまっていましたけど、力強い音を聴かせていただきました。

 今回ソロでフィーチャーされたのは、ドラムセット奏者の方でしたが、これでもかと繰り出される技の数々に皆さん唖然としている感じでした。

 

 他にも、ソロ演奏された方々のことを書きたいのですが、まだまだ把握できていないことばかりで、何かを書くにはもう少し時間がかかりそうです。

 

 横須賀音楽隊の演奏会が終わり、体を伸ばしがてら、赤嵜さんにご挨拶でもできればと一旦席を離れて通路に出たところで、一人の紳士から「あれこれDiaryのかぴたんさんじゃありませんか?」と声をかけられました。お話によると、最近このブログを読まれるようになったそうで、前日に投稿した今回の演奏会の記事がきっかけで足を運ばれたとのことでした。先日の海保とのジョイントコンサートでも、ブログ記事がリマインダーとして役立ったとのお話をいただきましたので、演奏会の前に紹介記事を書くのは効果があることを改めて認識させられました。

 ところで、今回お声かけいただいた方は、海自の6期先輩に当たる方でした。先輩OBの方にお読み頂いているのを知ったのは初めてのことでしたので、大変光栄に思いました。しかも、驚いたことに、今年の3月まで、私が勤めている職場の本社におられたとのこと。共通の話題で盛り上がりました。O先輩、お読み下さってますか?お声かけいただきありがとうございました。

 

 お帰りになるという先輩の背中を見送って、横須賀音楽隊の皆さまの方に足を向けて見たのですが、しっかり「結界」が張られていて、近づくこともできませんでした。

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 オープンスペースとはいえ、このような施設内の場合、普段よりも管理が厳しいのかなという感じがしました。その意味では、「いかづち」さん、よく赤嵜さんにコンタクトできましたね、さすがです(╹◡╹)

 

 横須賀音楽隊の生演奏を聴くのは、鎌倉ぼんぼり祭りに続き今回が2回目となりますが、真正面から演奏を見るのは今回が初めてです。

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 ようやく、横須賀音楽隊のことを書く土俵に、なんとか上がれたかな、という段階ですが、今後、少しずつ奥行きを増して行ければと思っています。