あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

東京音楽隊の当面の予定(2019年6月13日現在)

 先月、東京音楽隊を見学するため用賀にお邪魔した際、音楽科長の本田2尉から、今年度の粗々のスケジュールをお聞きしたのですが、特に地方公演は様々な影響がある可能性があるので、どんなタイミングで記事にして行けばいいのかなかなか難しいところがあります。でも、そうこうするうちに、新しい情報が逐次上がって来ていますので、この辺で一つまとめ記事を書いておこうと思います。

 先日報告したとおり、東京音楽隊はカナダのハリファックスで開催される「ロイヤル・ノヴァスコシア国際タトゥー」に出演するため、来週の木曜日(2019年6月20日)に出国します。東京音楽隊のホームページにもついに公開されましたので、準備が全て整ったようです。6月29日から7月6日までの出演日程をこなし、7月9日(火)に帰国の予定です。

 

 そしてその翌週に予定されているのが、長崎での3自合同コンサートです。7月20日(土)に昼公演と宵公演が行われます。参加申し込みは、往復葉書で明日14日必着ですから、入場ご希望の方は、本日忘れずに投函してください。

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 リーフレットをご覧になればお分かりのとおり、今回は荒木美佳さんのハープ独奏が予定されています。昨年の川越公演では太田紗和子さんのピアノ独奏による「ラプソディー・イン・ブルー」でしたから、2年連続で東京音楽隊の人気プレイヤーによる独奏が行われることになります。東音ファンとしては嬉しい限りですね。

 ハープで奏でられるのは、昨年12月のハートウォーミングコンサートでも演奏された、ヘンデルの「ハープ協奏曲第一楽章」です。トリフォニーホールでの荒木さんの素敵な独奏を思い出します。行きたい、けど流石に遠すぎ(≧∀≦) ハリファックスほどではありませんが(╹◡╹)

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 そして、フィリップ・スパークの「宇宙の音楽」が予定されています。おそらく第二部での合同演奏になると思われます。

 宇宙の始まりから、現在そして未来へと続く叙事詩を7つのパートで織り上げた壮大な作品で、標準演奏時間は16分という大作です。スパーク自身によって吹奏楽のために編曲し直された楽曲は、2005年に大阪市音楽団により世界初演されました。その音源の動画仕立てがありましたので、埋めておきます。

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 陸海空それぞれ単独演奏となる第一部も、今年はどんな趣向が凝らされているのか、自分が行ける訳でもないのに、とても楽しみです。

 

 さて、東京音楽隊見学の時、本田2尉は、合同演奏会のあと24日に帰京すると仰っていました。合同演奏会は20日なのに、帰京が随分遅いなとは思っていました。やはり他にも演奏会が入っていましたね。

 7月22日(月)福岡国際会議場において、博多港開港120周年記念式典の一環として東京音楽隊によるコンサートが開催されます。入場希望者はハガキでの申し込みが必要です。申し込みはすでに始まっており、6月25日(火)必着です。

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 さて、どうなんでしょう。21日と23日が怪しい感じがします。昨年の西日本ツアーのタイトスケジュールを見る限り、この二日も埋まってるんじゃないかと思えてきます。何しろ、全国はおろか、全世界から出演オファーが殺到しているそうですから、地方へ回れば、ただでは帰してくれないんじゃないでしょうか。

 ちなみに、今年はオペラシティでの「音楽の玉手箱」への出演はありません。これは東京音楽隊で聞いた話ではなく、もう随分前に、「いかづち」さんがオペラシティに問い合わせて確認してくれています。

 

 そして8月5日(月)には、東京音楽隊において「青少年のためのサマーフェスティバル2019」が開催されます。楽しそうですね、行ってみたいですよね。でも、対象となるのは33歳未満の青少年です。つまり、海自隊員の募集広報ということなんでしょう。

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 8月下旬(だったかな?)には東北公演が行われるそうです。詳細は今詰められているところでしょうから、また改めてご紹介したいと思います。

 9月14日(土)には、すっかり東音のホームシアターのようになった昭和女子大人見記念講堂での定例演奏会が予定されています。今年も当選するといいのですが、昨年は当選率が高かったので、今年は苦戦しそうな予感がします(≧∀≦)

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 昨年のランチタイムコンサートにゲスト出演された、類家心平さんが、またもやメインゲストで出演されるようです。海自音楽隊のOBである類家さんのトランペットが再び鳴り渡るのですね、楽しみです。当選すればですけど(≧∀≦)

 9月の中〜下旬には甲信越方面の地方公演があるようです。

 そして、今年の観艦式は、付帯行事も含め、おそらく9月28日(土)または29日(日)から10月5日(日)で計画されているんじゃないかと予想します。

 詳細が早くわかるといいですね。私も今回は、乗艦券に応募してみようと思っています。でも、倍率高いんだろうなぁ(≧∀≦) 付帯行事も楽しみですね。

 10月22日(火)の天皇陛下御即位祝賀パレードには、陸空音楽隊とともに、沿道での祝賀演奏が予定されています。東京音楽隊単独になるか、横須賀音楽隊との合同になるかは未定とのことでした。

 10月31日(木)には恒例の「東郷の杜音楽祭」が予定されています。都合がつけば今回もお邪魔したいと思っています。

 11月の自衛隊音楽まつりは、武道館が改修工事で使用できないため、代々木体育館で開催されます。武道館よりも狭いため、東京音楽隊の見せ場である大錨がちゃんと回せるのかどうか、実際に現場で検証したいのですが、代々木の体育館が現在改修工事中で使えないため、CGを使っての検証が行われているとのことでした。大変なんですね、でも是非とも大錨は成功させて欲しいです。 

 12月には、新しいアルバムのレコーディングが予定されているとのこと。内容まではわかりませんが、どんなアルバムになるのか興味津々です。

 また、12月には技能検定が予定されており、音楽科員一人一人の技能レベルのチェックが行われます。皆さん、それへの対応も個人個人で行わなければなりません。

 とりあえず、年内の予定をざっと書き出してみました。今後、新たな情報を付け足しながら詳細を追っていきたいと思います。