今回は、下田で行われている第80回黒船祭（くろふねさい）についての話題です。
黒船祭は、ペリー来航を機に日米両国間で行われた折衝の結果結ばれた日米和親条約により、箱館（当時の表記）とともに開港することとなった下田において、昭和9年に始まりました。さすがに、大東亜戦争中は中断されましたが、今年で80回目を迎える伝統行事です。
日米友好の歴史を確認し合い、両国の親善をともに祝うという意味合いが強い催しですので、毎年駐日米国大使が式典に参加され、米海軍や海上自衛隊の艦艇が寄港したり、市中パレードを行ったりしてこの祭りを盛り上げています。
海上自衛隊で黒船祭を支援するのは、横須賀地方総監隷下の横須賀地方隊です。横須賀地方隊は、北は岩手県から西は滋賀県までの16都県とその沿岸海域を警備区としています。ですから、静岡県で行われる行事への支援は、同県を警備区内に持つ横須賀地方隊の管轄となるわけです。
因みに、５つの地方隊には序列があり、横須賀、呉、佐世保、舞鶴、大湊の順となっています。横須賀を起点に日本列島を時計回りと考えればわかりやすいですね。
さて、そんな黒船祭ですが、毎年5月の第３土曜日を挟む金〜日の３日間開催されます。まさに今最終日の催しが行われているわけですが、2日目に当たる昨日の夕刻には、海上自衛隊横須賀音楽隊による「サンセットコンサート」が行われました。
セットリストは下のとおりです。結構あっさりしてますね。歌があるのかもわかりません。横須賀音楽隊所属の三宅由佳莉さんの出演はあるのでしょうか…
いえ、私じゃありません。大型自動二輪を自在に操る高機動モンスターさんが、泊まりがけで下田へ進出し、このコンサートに「潜入」してくださいました。
特に整理券のようなものもなく、先着順での入場ということで、モンスターさんは列の20番目くらいに並び、今回初めて最前列の席に着かれたそうです。
撮影の制限はなく、動画を撮られている方もいらっしゃったそうですので、程なくYouTubeの方に動画が上がるのではないかと思います。モンスターさんが送って下さった画像でステージの様子をお伝えします。
結論から申しますと、このコンサートに三宅由佳莉さんは出演しませんでした。
演奏内容や、歌唱の様子など、詳しいところはわからないのですが、４曲目の「瞳」が歌唱曲で、歌われたのはトロンボーン奏者の渡辺彩乃３等海曹でした。
また、パーカッションの赤嵜尚子さんがステージ上にいらっしゃったそうです。上の写真、左奥に写っています。赤嵜さんも、3月の定期異動で横須賀音楽隊に転属されていたんですね。ランチタイムコンサートでお見かけしなかったので、お休みなのかなと思っていたのですが、モンスターさんのおかげで、横須賀への異動が判明しました。
ランチタイムコンサートでは荒木美佳さんの姿も見えませんでしたが、ひょっとして荒木さんも異動になったのでしょうか、気になるところです。
それはそれとして、3月に横須賀音楽隊に異動になったはずの三宅由佳莉さんはどこへ行ってしまったのでしょう？もっとも、地方での演奏会に全員が参加する訳ではないにしても、東京音楽隊の地方公演で三宅さんが不在だったことはないと思います。
ぷっつりと三宅さん情報が途切れてしまった感じがありますね。何か大きなミッションがあるのかも知れませんが、今のところ動向不明状態です。
まさか、インフルエンザで隔離されているとか……ないない(^ ^)
下田では、黒船祭が続いており、本日は横須賀音楽隊による市中パレードも行われるようです。モンスターさんから追加報告がありましたら、また記事を起こしたいと思います。
