あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

東京音楽隊の木曜コンサート2019…スピンオフ①

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 海上自衛隊東京音楽隊の木曜コンサートを聴きに行ったことは、前の記事で報告した通りです。心踊る、とても楽しいコンサートでした。

retcapt1501.hatenablog.com

 終演後、モンスターさんと連れ立って会場内をウロウロしながら、撤収作業に取り掛かっている隊員の皆さんの様子などを拝見していたところ、ステージの上にベーシストの岩田有可里さんとドラマーの中村圭吾さんの姿が見えたので、ステージ下から声かけをして、お二人にご挨拶しました。「挨拶だけで良いんですか?」と訝るモンスターさんに「ええ、成り行きに任せましょう」とその場を離れ、人だかりができている左袖の方に向かいました。樋口隊長にご挨拶したかったのです。

 結果的に樋口隊長にご挨拶することはできませんでした。何しろ次から次へといろんな方が殺到し、一瞬も隙ができないんです。すごい人気ぶりです。レコード会社と思しき業界関係の方々も名刺を差し出して丁重な挨拶をされていました。こうして様々な企画が持ちかけられるんですね。今年も新しいアルバムの収録があるのではないでしょうか。

 ファンが殺到している樋口隊長を遠巻きに見ている間、ステージから控え室へ向かったり、機材をステージ下に運んだりしている隊員さん達に挨拶する機会がありました。本記事でも書いたとおり、今年で定年退職されると紹介のあった多田宏さんと言葉を交わしたのもこの時です。

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円熟のソロ(多田宏・1海曹)

 同じくサックス奏者の越水泰史さんにも声かけすることができました。「越水さん、いつも観て応援してますよ」と申し上げたところ、ニコッとされましたが、ちょっと苦笑い風でもあったのは「誰なの?」という戸惑いがあったからなのかもしれません。楽器を収納した大きな箱を抱えて、たまたま目の前を通って行かれた際の一瞬の声かけでしたから、ゆっくり名を名乗る遑もなく失礼致しました。

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 写真は、今年の2月2日に行われた横須賀ふれあいフェスタで「ヴェノーバ」という楽器を演奏されている越水さんです。

 

 そうこうしているうちに、ふと気付くと、目の前に川上良司さんがいらっしゃるじゃありませんか。人気のヴォーカリストですから、やはり多くの方からの声かけがひっきりなしですが、私も何とか「川上さん」と声かけすることができました。手の届くような距離で拝見するのは初めてでしたが、普段、写真や動画で観るよりもはるかにシャープで精悍な印象を受けました。これがオーラというものかも知れませんね。

 驚いたのは、「結構あちこちの演奏会でお見かけしますね」という川上さんの言葉でした。私のことを認識して下さっていたことに驚いたのです。ステージの上から、聴衆をよくご覧になっているということなのでしょう。

 「ひところ、川上さんのヴォーカルが聴けない時期が続いたので、もう歌ってくれないのかなと心配してました」と申し上げたところ、「遠洋航海に参加したり、色々ありますから、演奏現場に出れない時期もあるんです」とのことでした。それはそうですね、練習艦隊に臨時勤務することがいちいち公表されるはずもないので、私たちには把握することができませんから。

 川上さんの快諾を得、モンスターさんにお願いしてツーショット写真を撮影していただきました。

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 え? 私の顔がマスキングされてない? しまった、忘れてた!(嘘です)

 4月1日付で、私の最後の同期が現役を退きましたので、面倒なマスキングをする必要がなくなりました。私を知る現役の諸官がこの小さなブログをたまたま見る可能性は殆どないとは思いつつも、万に一つでも迷惑がかかることのないよう顔出しは控えていましたが、もういいかなと。