あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの10周年

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(2009年 横須賀教育隊で国歌を独唱する三宅由佳莉さん)

 先日、「三宅由佳莉さんの当面の予定と今年の注目点(2019年)」という記事を書きました。

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 でも、大事なことを書き忘れていました。タイトルを見てのとおりですが、今年は、三宅由佳莉さんが海上自衛隊に入隊されてから10年の大切な節目に当たります。

 今年の4月、正確には3月末で、入隊から丁度10年となるのです。

 右も左もわからず、教育隊での厳しい「新兵教育」を受けて自衛官としてのキャリアのスタートラインに立ったのは9月のことです。

 入隊年である2009年の三宅さんを振り返って見たのが「三宅由佳莉さんの2009年レビュー」という記事でした。

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 一応シリーズ化しているのですが、2012年までアップしたとことで足踏み状態になっています。想像はつくと思いますが、メジャーブレイクした2013年のイベントが多すぎてこなしきれていない状態です。決して投げ出した訳ではありませんので念のため。

 さて、2009年のレビューを見ると、まだ現在のような強い使命感に裏打ちされた覚悟や、自衛官としての風格には程遠いばかりか、制服すらまだ板についていない初々しさが感じられます。

 三宅由佳莉さんの使命の自覚や自衛官としての確固たる基盤が出来上がったのは、やはり2011年の東日本大震災とそれへの対応であったでしょう。

 河邉隊長が書かれた「祈り〜a prayer」という類稀な名曲との出会いも大変大きな意味を持ちました。

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 爾来、「国民の皆様と共に歩み続ける」という、海上自衛隊の一隊員が担うにはあまりにも大きな使命を自らに課しながら、三宅由佳莉さんは真摯な努力を積み重ね、実に多くの人々の心を動かし、その支えとなって来られました。私を含め、どれほどの人々がその飾らない人柄から繰り出される歌声に衝撃を受け、また救われてきたことでしょう。私がこのブログを始めたきっかけが、そんな三宅さんに対する感謝の気持ちを、何らかの形で多くの人に伝えたいという思いからだったということは、これまで何度も書いてきました。

 今回、この記事を書くことで、そんな当初の気持ちを改めて思い出し、今後もしっかりと取り組んでいこうという思いを新たにしたところです。