あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

東郷の杜音楽祭2018

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    行ってまいりました、東郷の杜音楽祭。初めて入りましたルアール東郷。どちらも素晴らしかったです。

 ルアールまでのアクセスについては昨日書いた通りです。

retcapt1501.hatenablog.com

 昨日、とりあえず音楽祭全編を収録した動画を先行してご紹介しました。今回は演奏会の動画があるのですから、いつものように私があれこれ書くよりも、直接ご覧になるのが一番だと思ったからです。

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 さて、開場時刻よりも1時間近く前に到着した私は、表通りからルアール東郷へのアクセスの様子を撮影してみました。

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 動画の説明欄には、ルアール東郷の裏手に回って中の様子を見てみました、と書きましたが、本当のことを言いますと、撮影しながら歩いて行ったものですから、途中にあったルアール東郷のエントランスの案内表示に気づかず、入り口に向かっているつもりで裏まで行ってしまったのでした。たまたま、中で準備作業をしておられる隊員さんの姿を見かけたので、「これが見たかったんだよね」風に説明文を書いただけです。

 受付を済ませ、ロビーで「着きました」記事を書きながらゆったりしていたのですが、何しろ初めて来た場所なので、施設の構造がよくわかっておらず、どうやら私は会場入り口からは一番遠いところにいたようなのです。

 とても落ち着いた雰囲気に包まれて優雅な時間を楽しんでいると、係の方が「会場ドアが開きましたので」と伝えに来てくれました。「え、ドアが開いた?ドアってどっち?あ、あっちか」と、それらしい方に向かいました。

 こんな感じです。正面奥が演奏会場です。私が来た時には入り口に数十人がひしめいていましたので、「せっかく早く来たのに、前の方の席はもうないな(≧∀≦)」と諦めました。

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 ところがです。奥ゆかしい方が多いのか、最前列には空席がいくつか残っていました。私が座りたかったのは、最前列の左側だったのですが、運良く最前列左から3番目という、おそらくスマホ動画屋にとってはベストの席を確保できました。

 席がどこになるかによって、動画にするか写真にするか、撮影方針を決めようと思っていたのですが、この席に座れた以上、1時間、全編の動画撮影を敢行することにしました。多少難ありでも、全編動画のライブ感は有無を言わさぬ価値がありますよね。

 演奏会の動画は昨日紹介したとおりですが、この記事にもリンクを貼っておきます。

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 この動画を撮影している途中、何度もやめようかと思いました。それは手持ちがしんどいとか、そういう理由ではありません。何だと思いますか?

 そうです、拍手ができないんです。最前列にいて、感動や感謝の気持ちを一番伝えたいのに、最初から最後までその手段がない(≧∀≦)

 一つ教訓を得ました。スマホ撮影でも、三脚いるな(╹◡╹)

 さて、今回の演奏会で私が一番嬉しかったこと。それは、アンコールの1曲目で、三宅由佳莉さんが「スタンド・アローン」を歌ってくださったことです。

 以前、別記事でも書きましたが、この曲は三宅由佳莉さんが歌ってこそ歌詞本来の意味が活きるし、「祈り」と並ぶ三宅さんの代表曲だと思います。この曲を聴いて三宅さんに惚れ込んだ方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

 でも、2016年を最後に、演奏会で歌われることがなくなってしまい、とても残念な気持ちでいました。特に2017年参戦組の私にとっては、二度とライブで聴く機会がないのだろうかとの思いもありました。ですから、「年に一度でもいいから演奏会で歌い続けて欲しい」「自分が聴く機会はなくても、演奏会で歌っていることがわかるだけでもいい」と書いたのでした。

 今年6月の全自空手道大会で、この曲を歌われたと知った時はとても嬉しく思いましたが、「演奏会ではやらないんだろうな」と思っていました。

 それが、今回偶然にも、2年ぶりの「スタンド・アローン」に巡り会うことができたのですから、その驚きと嬉しさは尋常ではありませんでした。と言うか、最初荒木さんの曲紹介を聞いても、すぐにはピンと来なかったのです。一瞬置いてから「え? えーーーーーー!!」でした。会場のみなさんも同じだったんでしょうか、一瞬空気が張り詰めたような、期待感の塊のような圧を背中に感じました。

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 動画をご覧になるとわかると思いますが、三宅さんが歌い終えた瞬間に盛大な拍手が起こります。もちろんエンディングの演奏が続いているにも関わらずのフライング・アプローズです。人見の演奏会で、「初恋」を歌われた際には、皆余韻に浸ってしまい、樋口隊長が「終わったんですけど?」的なポースをするまで拍手が起きなかったのとは対照的ですね。でも、私にはわかる気がします。みんなこの曲を待ってたんです。三宅さんが歌うこの曲に喝采を送りたいと、ずーっと思ってたんです。だから、余韻を味わうより何より、「おかえり」の拍手を送りたかったんでしょう。本当に待ち構えていたかのような喝采ですよね。

 このほか、最終曲の「軍艦」でのデュオ・ボーカルもサプライズな演出でした。

 軍艦を歌い終えた後のお二人が、「10度の敬礼」をする姿も見どころです。

 たった1時間なのに、持ちきれないほどのプレゼントを頂いたような、とても素晴らしい、満ち足りた演奏会でした。東京音楽隊のみなさま、本当にありがとうございました。

 さて、演奏会が終わったあとですが、隊員の皆様は楽器や機材の撤収作業にとりかかります。その傍ら、あちらこちらで、来場者の皆さんとの会話や写真撮影、サインなどにも丁寧に応じておられました。そういった全てのことが、とてもゆったりと、柔らかいトーンで行われているのを見て、これが東郷の杜音楽祭の持ち味なのだと理解しました。それでも、やはり三宅由佳莉さんの前には多くの方々が集まっていましたが、私は前回お話までさせて頂いているので、今回は遠慮しました。

 でも、ちょうど川上良司さんと三宅由佳莉さんのツーショットをリクエストしている場面があり、その様子を撮影しましたので、下にご紹介します。お二人ともとても良い表情で対応されていますよ。

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