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三宅由佳莉さんの観閲行進(2018年)

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(leaderさんのご厚意により、写真の使用を許諾していただきました)

 以前、「三宅由佳莉さんの観閲行進」という記事を書きました。

 前回の自衛隊観閲式(2016年/平成28年)において、三宅由佳莉さんがスーザフォンという大きな楽器を担いで行進したことを取り上げたものです。

retcapt1501.hatenablog.com

 今年はどうなのかな、と気にしていたところ、昨日(2018年10月8日(月))の観閲式予行をご覧になった方々のTwitterで、三宅由佳莉さんを音楽隊の列中に見たという情報を目にしました。

 Twitterにアップされている動画からは識別することができなかったのですが、YouTubeにアップされた入場行進の動画の中に三宅さんを発見することができました。

 下の写真、矢印の先が三宅由佳莉さんだと思われます。

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 拡大してみると……間違いないですよね。

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 手にしている楽器は映像上確認することはできませんが、今回はフルートを携えての行進のようです。

 このシーンは、観閲行進ではなく、各部隊が観閲式の会場に入場するところです。

 ドラムロールに合わせて、4千名弱の観閲部隊が入場して行きますので、観閲行進とはまた違う意味で壮観です。

 そんな入場行進の様子をYouTubeに上げてくださった「schestaco kevin」さんの動画をご覧ください。13分頃から合同音楽隊の入場行進が始まります。

www.youtube.com

 さて、今回も三宅由佳莉さんは楽器を手に、行進に参加されています。

 前回記事でも書きましたが、これは三宅由佳莉さんのたっての希望なのだろうと思います。本来であれば、歌手である三宅さんには、マーチングバンドの中に居場所はありません。また、観閲部隊として、この式典に参加するのは、体力的にも精神的にも決して楽ではありません、というか相当厳しいものがあります。

 三宅さんは、二つの意味で観閲行進への参加を希望されているはずです。一つは自衛官として、この晴れの舞台に、観閲部隊の一員として立つ栄養に浴したいということ、そしてもう一つは、東京音楽隊の一員として、観閲部隊の厳しさを分かち合いたいということです。私には、その気持ちが痛いほどよくわかります。

 そして、生真面目な三宅さんのことです。「楽器を持って参加するからには」と、先回のスーザフォンにしても、今回のフルートにしても、練習を積んで実際に演奏されているに違いないと思います。やはり只者ではないですね。