あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの、心に寄り添う歌 〜北海道のみなさまへ〜

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 私は普段、テレビを全く見ないものですから、昨日の朝、職場に出勤するまで知りませんでした、強い地震で北海道の各地に大きな被害が出ていることを。

 北海道には、このブログにもよくコメントを寄せてくださる「バリピル宇宙」さんや「鹿野高志」さんがお住まいです。大きな被害に遭われていないことを祈るばかりです。北海道全域が停電という事態で、電話も通じず、北海道に親戚・知人がおられる方々は、安否の確認のしようもなく不安な時間を過ごされているのではないでしょうか。

 私も、北海道には親族や友人がたくさんおりますが、今のところ無事が確認できたのは友人一家族のみです。彼とは、つい先日ラインでのやり取りを始めたばかりだったのですが、そのラインが、唯一の通信手段となりました。普段から、様々なコミュニケーションツールに慣れ親しんでおくことはとても大切なことだと、改めて感じました。

 そのラインでさえ、電力が復旧しない限り、やがて消えゆく風前の灯に過ぎません。

 幸い、一部の地域ではすでに電力が復旧しており、今後も段階的に進められていくようですが、完全復旧には1週間を要する見通しです。

 それにしても、技術力も管理運営能力も世界に冠たる我が国で、北海道全域が電力を失うブラックアウトが起きるとは思ってもみませんでした。しかも電力が自由化された現在においてです。送電施設に不測の事態が起きた場合には、高度に発達した電力供給ネットワークを通じて、直ちに隣接する電力会社から予備電力が供給され、最低限の社会インフラを維持できるものと信じていた私には意外すぎる現実でした。

 電力を失った瞬間、社会全体が全く機能しなくなるのを見れば、私たちが普段、電力という不思議な力のおかげで、どれだけ背伸びして生きているかということがよくわかります。

 電力のない一夜を、不安な気持ちで過ごされた北海道の方々に、全国のみなさんが様々なツールで寄せた気持ちが、届いてくれていることを願います。

 陸海空自衛隊の部隊による、支援物資の輸送も夜通し行われているようです。

 遠く離れたこの地から、私にできることは限られますが、三宅由佳莉さんメインのこのブログですから、三宅さんの歌をお送りできればと思います。

 6月に大阪を中心に大きな被害を出した震災の折に、やはり不安と悲しみを抱えているであろう被災者の方々の心に寄り添える動画を作ろうと思い立ち、急遽編集したものです。被災直後、しかも電力を失った状態では、それどころではないかも知れませんが、三宅さんの「君をのせて」「仏法僧の森」「風の通り道」は、いずれも、不安や悲しみを抱えた心に寄り添ってくれるものと信じています。

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