あれこれdiary

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三宅由佳莉さんの、「愛は花、君はその種子」

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 先日来、昨年9月に昭和女子大人見記念講堂で行われた「東京音楽隊第56回定例演奏会」のいくつかの曲目の動画が五月雨式に公開されていることを紹介してきましたが、この演奏会で三宅由佳莉さんが歌った唯一の楽曲である「愛は花、君はその種子」の動画は未だに公開の兆しも見えません。

 ひょっとしたら、著作権の問題で公開できないのかも知れません。

 この曲は、三宅由佳莉さんご自身も「好きな曲」と仰っていますし、三宅さんがまだtwitterをされていた頃、「kaiten91」さんがこの曲の歌詞についてコメントしたところ、三宅さんの歌に込めたこだわりを彼女自身の言葉でツイートして下さったことがあるそうです。

 ジブリ映画「おもひでぽろぽろ」の主題歌として都はるみさんが歌ったこの曲は、もともと米国の女性ロックシンガー、ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画「The Rose」のエンディング曲で、もちろん歌詞は英語で書かれていました。

 「おもひでぽろぽろ」の監督である高畑勲さんご自身が、原曲の意味を保ったまま、美しい日本語の歌詞に仕立てられたのだそうです。

 言葉を紡ぐことは、心踊る楽しみではありますが、曲にのせる歌詞を美しく仕上げるというのは簡単なことではありません。だからこそ、歌詞の隅々にまで高畑監督の思いが行き渡っているのだと思います。

 そして、そんな歌詞の深い意味を噛み締め、一つ一つの言の葉を慈しむように、丁寧に歌声に乗せながら、三宅由佳莉さんがこの曲を通じて私たちに届けようとされているメッセージは、「あなたは独りではない、恐れずに信じる勇気を持って生きていこう」というものではないかと私は思っています。

 この曲は、私にとっては、三宅由佳莉さんの歌をライブで聴かせて頂いた唯一の曲でもあります。そんな大切なライブのチャンスだったのに、正直言いますと、その時の記憶がほとんどありません。初めて聴くライブの歌唱を聴き逃すまいと構えてしまったことが、却って逆効果になってしまったのではないかと思います。

 だからこそ、当日の動画がどうしても見たいのですが、どうでしょう。少し期待しながらもう少し待ってみようと思います。

 現在構想中のある企画記事に埋め込むため、「大沢悠里のゆうゆうワイド」での生演奏の音源を動画仕立てにしたものをYouTubeにアップしましたが、とても若い方から、感謝のコメントをいただきました。三宅由佳莉さんが歌うこの曲をずっと前から聴きたくて仕方なかったのだそうです。私も嬉しくなりました。

www.youtube.com

 歌詞をご覧になりたい方は下のリンクからどうぞ。とてもいい歌詞ですね。

www.kget.jp