あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの、ありのままで

 海上自衛隊東京音楽隊の歌手である三宅由佳莉さんは、日本大学芸術学部音楽科声楽コースを修められたソプラノの声楽家です。ただでさえ音楽素人の私に、声楽の世界など解りようもありませんが、おそらく、クラシックの声楽というものは、地声とは全く違う発声方法で歌唱をされているのでしょう。

 ですから、ソプラノ歌手として採用されたはずなのに、クラシック以外の様々なジャンルの曲を、地声で歌うことの方がはるかに多い現実には、戸惑いや抵抗感もあったのではないかと思います。

 やはり、地声での歌唱となると、ご自分が学んでこられた声楽の技術をフルに活かすことはできず、改めて歌唱法を、いっしょうけんめい練習されてこられたことが、多くのインタビュー記事を読むとよくわかります。

 そんな三宅さんが歌われる俗謡の中から、今回はディズニーアニメ「アナと雪の女王」の主題歌「Let it go 〜ありのままで」を取り上げてみたいとおもいます。

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 平成27年3月4日にリリースされたアルバム「希望」にも収録されているこの曲は、三宅さん自身も「好きな曲」と仰っているとおり、演奏会で披露される機会も少なくありません。もっとも、今年は「美女と野獣」のデュエットと、「モアナと伝説の海」主題歌“How Far I’ll Go” を前面に押し出しているようですが。

 いろいろな演奏会で歌われた「レット・イット・ゴー」の動画がたくさんありますが、今回は私が気に入っている4本をそれぞれご紹介したいと思います。

 まぁ、どれも同じ曲なのですが、私なりに、意味づけした説明を加えてみましたので、気になった動画があれば、是非プレイボタンを押してみてください。どの動画を開けても楽しめるはずです。

 

 最初は、アルバム「希望」がリリースされるちょうど半年前、平成26年9月10日に国際新赤坂ビルで行われた、ランチタイムコンサートで披露されたものです。

 アルバムのための収録を控えていた頃ではないかと思われますが、私の印象では、まだこの歌が十分にこなれておらず、細部をどのように仕上げるのか試行錯誤をされていた時期なのではないかと思います。歌唱にも、振り付けにも、迷いのようなものが感じられます。

 でも、だからこそ、却っていっしょうけんめい歌っていることがよく伝わり、心をくすぐられるのです。

 三宅さんが自分でMCをやりながら歌を披露されているのも見所です。

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 次は、アルバムリリースの2ヶ月前、先回「三宅由佳莉さんの『故郷』」でも紹介した、倉敷イオンモールでの岡山県警音楽隊との合同演奏会で披露されたものです。収録も終わり、リラックスされている感じがします。

 たくさんの幼稚園児が集まっていたらしく、歌う前から満面の笑顔で子供達とのアイコンタクトをされていますが、歌いながらも何度となく子供達に目線を合わせ、最後には心温まるサプライズもあります。三宅由佳莉さんの人間味がよく現れていて、本当に心温まる素敵な動画だと思います。

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 次に、アルバムリリースの3ヶ月後、平成27年6月に滋賀公演での、アンコール曲として歌われたものです。イントロが始まった瞬間の会場のどよめき、そして画面には写っていませんが、三宅由佳莉さんが登場したと思われる瞬間、会場が歓喜で満たされる雰囲気がよく伝わります。

 この動画を見ると、三宅さんはとてもコンディションがよく、乗っているのが解り、見ていてとても楽しい気持ちになります。

 バックで演奏するバンドの皆さんの表情もとても満足そうですし、三宅由佳莉さんの満面の笑顔が、まさに輝いて見えます。本当にいい動画だと思います。

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  最後に紹介するのは、昨年(平成28年)の元旦にフジテレビで放映された「超豪華!歌うま正月スペシャル 十八番で勝負!!新春!オールスター対抗歌合戦」に東京音楽隊が出演したときのものです。2週間ほど前にアップしたばかりですが、すでに視聴回数2万2千回を超える人気動画です。

 この動画は、東京音楽隊三宅由佳莉さんによる「レット・イット・ゴー」の極みだと思います。東京音楽隊の演奏も素晴らしい出来ですし、三宅由佳莉さんは歌唱にも振り付けにも、一点の迷いもなく、この曲を完全にご自分のものとされたという自信と満足感が全身から放たれているかのようです。是非ご覧になってください。

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 今回の記事、楽しんでいただけたなら幸いです。

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