あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

最後の砦

  今日は野暮用で、古巣の防衛省にやってきました。ちょっとした会合のあと、他のOBや馴染みの現役の諸官と一杯やりながら近況の交換などをする予定です。

  OBとはいえ部外者ですから、入門手続きをしないと敷地内には入れてもらえません(u_u)

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  今の正門付近はこんな感じですが、9.11の直後には、銃口を空に向けた小銃を片手で構えた、迷彩服姿の陸上自衛官が数名配備され、通門する職員の身分証明書を一人一人確認する、物々しい雰囲気だったのを思い出します。

  4kg以上ある小銃を、ずっと片手で構えていても、涼しい顔をしている彼らを見て、とても頼もしく感じたものです。海自OBが言うのも何ですが、やっぱり、最後の砦は陸自だと思います。

  陸自と海自が反目し合っているかのように誤解されている向きもあるようですか、実際の現場では、互いの存在が不可欠であると強く認識されており、相互の理解や人事交流が進んでいます。海の護り、空の護りはもちろん重要ですが、災害派遣での途轍もない機動力をみても、国土を守る最後の砦は陸自だと、素直にそう思います。