あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

国防雑感

水交会について

今月は、プライベートでのヘビーな書き物をいくつか仕上げなくてはならないため、ブログを書く時間があまり取れません。ゆっくりペースでまいりますm(_ _)m 「水交会」という組織をご存知でしょうか。 このブログでも、これまで何度か言及したことがあるので…

三宅由佳莉さんの観閲行進(2018年)

(leaderさんのご厚意により、写真の使用を許諾していただきました) 以前、「三宅由佳莉さんの観閲行進」という記事を書きました。 前回の自衛隊観閲式(2016年/平成28年)において、三宅由佳莉さんがスーザフォンという大きな楽器を担いで行進したことを…

潜水艦「おうりゅう」と、三宅由佳莉さんの「国歌独唱」

先日(2018年10月4日)、海上自衛隊の潜水艦「おうりゅう」の命名進水式が、三菱重工神戸造船所で行われました。「そうりゅう」型潜水艦の11番艦となる同艦は、今後艦内設備や兵装などを整える艤装(ぎそう)工事に入り、2020年3月に竣工、海上自衛隊に引き…

自衛艦旗とは何ぞや(旭日旗に係る議論に寄せて)

今月10日から、韓国の済州(チェジュ)島で行われる国際観艦式を前に、韓国政府が日本に対し、護衛艦に自衛艦旗を掲揚しないように要請したとの報道が流れており、それに対する批判や反発のコメントなどもたくさん見かけます。 この問題について、小野寺前防…

東京音楽隊の栄誉

先日、東京音楽隊のランチタイムコンサート(水曜)の記事を、スピンオフも含めて5本ほど書かせていただきました。とても素晴らしいコンサートでしたし、終演後の撤収作業まで拝見し、演奏家集団としてだけではなく、やはり海上自衛隊の部隊だな、という実…

三宅由佳莉さんの「PR」力

三宅由佳莉さんは、言うまでもなく海上自衛官ですから、所属されている東京音楽隊の隊員として、もっぱら海上自衛隊の広報活動に従事されていますね。 毎年精力的にこなされている多数の演奏会はその最たるものですが、そのほかにも、テレビの音楽番組やラジ…

三宅由佳莉さんの結婚

タイトルを見てドキッとした方もおられるかも知れませんので、最初に断っておきますが、三宅さんが結婚するという話ではありません。そもそも、そんな個人的なことを私が知るわけがありません(≧∀≦) つまりこういうことです。 三宅由佳莉さんは、入隊以来10…

今日は何の日?(9月16日)

「メフテル」をご存知でしょうか。 え?「銀河鉄道999」の?そりゃ「メーテル」だ。 メフテルとはオスマン帝国(現・トルコ共和国)の常備軍の中で独自の発展を遂げた音楽(軍楽)です。より正確には、軍楽隊の個々の隊員を指すそうで、オスマンの軍装に…

東京音楽隊の小田原チャリティコンサート

今日から9月ですね。今年も残すところ4ヵ月しかありません、月日の経つのは何て早いのでしょう。 東京音楽隊にとっても、地方公演が一段落つき、地場東京を中心に定例・定期演奏会等を軸にした演奏活動にシフトしていく時期になります。 1週間後の、9月8日…

靖国神社で参拝して参りました

市ヶ谷駅から、靖国通りを歩いて向かいます。暑かったですけど、カラッとした空気と強い風のおかげで、礼服を着て歩いても全く苦にはなりません。 集合場所は、「参集殿」の2階です。 水交会の受付を済ませ、今回参加される方々の名簿をいただきました。待…

今日、靖国神社を参拝します

本日は、東京都千代田区九段北にある靖国神社を訪れ、公益財団法人「水交会」による月例参拝に参加して参ります。 公益財団法人水交会 防衛大学校の第1学年の時に、「靖国行軍」で初めて訪れて以来、現役時代には何度となく社殿にて手を合わせましたが、退…

今日は何の日?(8月15日)

さて、今日は何の日でしょう。 おそらく「終戦記念日」と答えられる方が大多数ではないでしょうか。 でも、私はこの呼称に違和感を覚えます。 我が国は、自存自衛のため、そして欧米列強に蹂躙されていたアジア諸民族の解放と自立と言う大義を掲げて大東亜戦…

今日は何の日?(8月14日)

柴五郎という名前を聞いたことがありますか? 残念ながら御存知の方は少数派だと思います。それでも、冒頭の写真の風貌とその服装から、おそらく明治期の軍人らしい、ということは何となくわかるのではないでしょうか。 柴五郎は、会津出身の帝国陸軍軍人で…

三宅由佳莉さんの新たな使命

東京音楽隊は「使命」を帯びた演奏家集団であり、私たちが彼らの演奏や三宅由佳莉さんの歌を聴くことができるのは、広報演奏を通じ、海上自衛隊に対する国民の理解と支持の輪を広げ、もって我が国の防衛基盤の拡充を図ることが、彼らの重要な使命の一つであ…

自衛隊と国民の絆

この記事は、昨夜、kaiten91さんから頂いたコメントに触発されて、「是非書きたい」と思ったものです。kaiten91さん、良い刺激をありがとうございました。 私が学んだ防衛大学校では、毎年3月に挙行される卒業式に、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣の…

「両舷停止!」

今回は、ちょっと久しぶりに海上自衛隊のことを書こうと思います。 タイトルは「りょうげんていし」。艦艇の速力に関する号令の一つです。 艦艇は、プロペラシャフトを左右両舷に1軸づつ備えた2軸推進が普通です。ですから、速力号令は、両軸を同じように…

三宅由佳莉さんの「海を行く」

どうやら梅雨が明けたようです。 関東甲信が6月に梅雨明けするのは観測史上初めてとのこと、確かにまだ暑い夏への心の準備ができていない感じがします。 それにしても、以前は「梅雨明け」が宣言されていたのに、いつの頃からか「明けたとみられる」という、…

三宅由佳莉さんの、「愛国行進曲」

今回ご紹介するのは、「愛国行進曲」です。 かつての我が国では広く愛唱され、「第二の国歌」とまで言われていたこの曲ですが、戦後日本の、自虐的に過去を全否定し、「愛国」に謂れなき汚名を着せる風潮の中で、顧みられることもなくなってしまいました。 …

五省

海上自衛隊用語の続きです。 今回のタイトルは「ごせい」と読んでください。 これは、帝国海軍の士官を養成した海軍兵学校(江田島)で用いられた、日々の生活を省みるための訓戒あるいは標語です。 戦後は、海上自衛隊幹部候補生学校(江田島)に継承され、…

三宅由佳莉さんの、「残酷な天使のテーゼ」(1/2)

(2016年6月1日、栄オアシス21での「テーゼ」、ゆきかぜさんの好きなシーンです) 海上自衛隊東京音楽隊の歌手である三宅由佳莉さんは、声楽家であり、正統派のソプラノ歌手です。ですから、東京音楽隊の演奏会などで、クラシックやオペラの楽曲を唄われるこ…

今日は何の日?(5月27日)

(戦艦「三笠」艦上で指揮を執る東郷平八郎海軍大将と「Z」旗) 今から113年前、日露戦争が戦われていた明治38(1905)年の5月27日、我が帝国海軍は、当時世界最強の呼び声も高かったロシア海軍のバルト海艦隊(バルチック艦隊)を対馬沖に迎え撃ち、約40隻…

「まるで戒厳令じゃないか!」

石原慎太郎さんが東京都知事をされていた時代、様々軋轢もあったのでしょうし、勇み足的なことも少なくなかったかもしれません。 でも、政治家というものは、理念も大切でしょうが、今そこにある課題に、具体的な答えを出していくのが使命だと思います。その…

軍隊が守るべきもの

世界には、国連加盟国だけでも190以上もの国があります。 大小様々で、民族構成や政治体制なども千差万別ですが、多くの国が自前の軍隊を保有しています。自衛隊も、法的位置づけや名称の問題はあるものの、国家の機能としてみた場合には、軍隊と言えるでし…

国を思うて何が悪い

今回のタイトル、見たことがあるという方も少なくないかも知れませんね。 これは、阿川弘之さんの著書のタイトルですが、この記事は読書シリーズではありません。昨日、この記事を書こうと思ったときに、私の口から出たのが「国を思うて何が悪い」だったので…

使命の自覚(三宅由佳莉さんの,,,シリーズ番外編)

本題に入る前に、東京音楽隊のコンサート情報の一部追加があります。 先回「三宅由佳莉さんの最近の動向(18−08)」で、「応募方法のみ掲載され、何時からどこで行われるのかについての情報が一切ないという、なんとも奇怪なイベント」としてご紹介した7月20…

ミッドウェー沖での洋上慰霊祭

遠洋練習航海の続きです。 パールハーバーを出港した艦隊は、一路祖国を目指し順調な航海を続けて行きます。帰国途上にあるのがミッドウェー島です。 1942年6月5日から7日にかけて戦われた、ミッドウェー沖海戦。様々な教訓を残したこの海戦では、米海軍の戦…

「将徳を汚す」

今回のタイトルは「しょうとくをけがす」です。一体どういう意味でしょうか。 海上自衛隊では多分使わないんじゃないかと思います、考え方は同じですが、海上自衛隊において言葉として聞いたことはありません。 私がまだ若い頃、統合幕僚会議事務局(現在の…

「卑怯な奇襲をどう思っている!」

遠洋練習航海の続きです。 ロサンゼルスを出港し、日本へと向かう艦隊ですが、最後の寄港地となったのが、ハワイのパールハーバーです。米太平洋艦隊の司令部が所在し、米太平洋軍のアジア〜中東戦略の最重要拠点の一つでもあります。 一方、日米外交史的観…

今日は何の日?(4月15日)

今から108年前、明治43年の今日、帝国海軍で悼ましい事故が発生しました。 広島湾で潜行訓練に従事していた第六潜水艇が、吸気口からの大量浸水のため沈没し、艇長・佐久間勉大尉以下14名が殉職した大事故です。 当時はまだ珍しかった潜水艇の事故であり、多…

「方位変わらず距離近づく」

海上自衛隊用語の続きです。 これも、海上自衛隊用語というよりは船乗りの用語かも知れません。 読み方は、普通にそのままですが、艦艇乗りにとっては緊張感を孕む言葉です。 艦艇や船舶は、道路の上を走る車両とは違い、基本的に物理的制約なしに水上を航行…