あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

知将の退官

f:id:RetCapt1501:20190331233402p:plain

 統合幕僚長の河野克俊海将が退官され、本日付、陸上幕僚長・山崎幸二陸将が統合幕僚長に就任されます。

 河野海将の統幕長在任は4年半。通常2年程度で交代となることを考えると、極めて異例の長さだということが言えます。統合幕僚長と言えども、定年年齢は60歳ですが、定年延長の措置が取られて61〜62歳で退官というのが一般的だと思います。

 ところが、河野海将在任期間中、この定年延長措置が3度に渡り行われた結果、64歳での退官となりました。

 何故でしょう。

 河野さんは、私が江田島幹部候補生学校で学んでいた時の「幹事付」でした。「幹事付」というのは、学生隊幹事の下で、幹部候補生の生活全般について厳しく指導する立場にある若い幹部です。幹事付は2名おり、「赤鬼」「青鬼」とも呼ばれています。

 そんな鬼の一匹だった河野さんですが、私たちは心から慕っていました。

 海幕長から統幕長への就任は望んでいなかったとも聞きますが、我が国を取り巻く安全保障環境の厳しさが、河野海将を必要としていたのではないかと思います。

 こんなに長期にわたる在任期間は、安部総理からの厚い信頼によるものだとも言われていますが、十分頷ける話だと思います。何しろ、この間様々な問題が浮上し、通常であれば引責辞任に追い込まれるようなことが一再ではなかったのですから。

 「ドラえもん」の渾名を持つ河野さんは、それこそ何でもポケットからいろんなものを取り出しては困難な問題を解決する手段を提供しておられたのではないかと思います。その背景にあるのは、米軍、特に米海軍からの絶大なる信頼にあると思います。決して英語が流暢に話せる訳でもないのに、能力と人格は言葉の壁を超えて伝わるということでしょう。

 私が心から尊敬する先輩の退官にあたり、記事を書かずにはいられませんでした。

 河野さん、長期にわたる重責、お疲れ様でした。

”M”の不思議

f:id:RetCapt1501:20190331050036p:plain

 今回の記事は、語呂遊びのようなものですのでおそらく何の価値もありません。それでもいいやという方だけお読みください。(╹◡╹)

 Mで始まる言葉というのはたくさんありますが、日本語にしろ英語にしろ、何となく力強かったり、ポジティブな意味を持つものが多いような気がします(もちろん、この記事の枕としての強引なこじつけです(^ ^))。

 日本語では、「魔法」「魅力」「無限」「真心」「丈夫(ますらお)」「真面目」「御稜威(みいつ)」「無垢」「猛烈」等々…

 英語だと、「Magic(魔法)」「Mighty(力強い)」「Muscle(筋肉)」「Miracle(奇跡)」「Marvelous(素晴らしい)」「Magnificent(壮大な)」「Mercy(慈悲)」、それに「Melody」「Music」もありますね。

 

 さて、何故突然「M」の話題なのか、すでにピンと来ている方もおられると思いますが、きっかけは私が時々書いている英文記事です。

 昨年の音楽祭りの英文記事を書いた際、フィナーレで陸海空5人の歌姫が初めて一堂に会してのパフォーマンスを披露したことを紹介しました。その時掲載した写真の下に、皆さんの名前を英語表記で記載したのですが、「なんか、随分Mが多いな」と思いよく見ると、歌姫全員のイニシャルに「M」が入ってるんです。

retcapt1501.hatenablog.com

 三宅由佳莉(Yukari Miyake)さんはもちろん、横須賀の中川麻梨子(Mariko Nakagawa)さん、空自の森田早貴(Saki Morita)さん、陸自中方の鶫真衣(Mai Tsugumi)さん、そして陸自中音の松永美智子(Michiko Matsunaga)さんに至っては、M Mです。

 さらに、姓がMの方が二人(三宅さん、森田さん)、名がMの方が二人(中川さん、鶫さん)、姓名ともMの方が一人(松永さん)と、人数・軍種のバランスも図ったかのようによくできています。

f:id:RetCapt1501:20180409042536j:plain

 空自の歌姫の地方枠が一つ空いていますが、ひょっとして採用される方のイニシャルが「MM」だったりすると、もう完璧です。

 そんなものが採用基準になるわけありませんが、ちょっとした遊び心で期待しています。もし、そんなことが現実になったら、まさに「Miracle」で「Marvelous」、歌姫の皆さんが持つ「魔法」のような「魅力」と「真面目」で「無垢」な「真心」が「Mighty」な「Melody」を通して「無限」の可能性を「Music」に吹き込むことになるでしょう。

 と言うわけで、何の価値もないけれど、ちょっとだけ楽しくなれるかも知れない話題を、今回は書いてみました。悪しからず。

 

What the Tokyo Band is like 〜 History & Profile

f:id:RetCapt1501:20190331002259j:plain

   In the English articles of this blog, I mainly write about Yukari Miyake, but I did not introduce about the Tokyo Band to which she belongs, so this time, I would like to write about it.

   Though Tokyo Band is one of the six bands of Maritime Self-Defense Force (Navy), its status distinguishes it from other five. The five are located at Yokosuka (Kanagawa pref.), Kure (Hiroshima pref.), Sasebo (Nagasaki pref.), Maizuru (Kyoto) and Ohminato (Aomori pref.), and are respectively under the command of each District Commandants of JMSDF. Their performance activities are basically limited to the responsible area of ​​the District Command to which they belong.

   On the other hand, the Tokyo Band is under direct command of the Minister of Defense, and their range of activities is the whole universe, to put it in a nutshell way.

   As for its history and profile, the Tokyo Band itself is providing information in English on the official site. So click the banner below and get details.

www.mod.go.jp

   The fact that their area of activity is not limited means that there may also be performances of the Tokyo Band overseas. In fact, they have been invited to several military Tattoos overseas and performed up there.

   The video below shows their performances in the Oslo Tattoo in 2014. 

www.youtube.com

   At the opening the Tokyo Band performs the "Kimigayo March". It was composed based on the main melody of the Japanese national anthem "Kimigayo".

   Then "Tenchijin", the main theme of NHK TV drama.

en.wikipedia.org

   And after that Yukari Miyake appeares from behind the band and sings "Furusato (Hometown)" beautifully dressed in kimono. Her song is followed by the march "Man of War", a traditional one from the Imperial Navy of Japan.

 

   Another opportunity was in 2016, the Tokyo Band was invited to the Basel Tatoo in Switzerland. In the video below, the Tokyo Band shows wonderful performances despite the rain shower. Yukari Miyake sings "Furusato", "Inori ~ a prayer",  and "Amazing Grace".

www.youtube.com

 

   Do you like their past performances overseas? Do you want to see their performances and Yukari Miyake singing in live? In fact, I am estimating and expecting there may be such opportunity this year.

   The central band of Japanese Army visited UK two years ago and that of Air Force visited Germany and Holand last year. That makes me estimate this year it's Navy's turn. Though estimate is just estimate, it may cheer up minds of those who are longing for seeing them in live!

動画にBGMを入れてみました(╹◡╹)

f:id:RetCapt1501:20190329005029j:plain

 先日、YouTubeのチャンネルの方に「三宅由佳莉さんの美しいお辞儀/ Yukari Miyake's beautiful bow」という動画をアップしました。

 三宅由佳莉さんの、とても美しいお辞儀のシーンだけを集めたもので、私が編集する動画としては、初めて動画の中に解説文を挿入してみました。

 でも、何となく解説文のパートが白けた感じで寂しいなぁと感じていました。

 そこで、これも初めての試みですが、動画にBGMを入れてみました。すると、解説パートの「取り残され感」がなくなり、動画全体に一体感が備わったような気がします。もちろん曲の好みは十人十色、今回の選曲が気に入ってくださる方もいれば「余計なもの足しやがって」と思われる方もいらっしゃるかも知れません。

 それでも、あれこれ試行錯誤を繰り返しながら、ほんの僅かずつでも前へ進んで行ければと思っています。

 すでに動画をご覧になった方も、改めて観ていただけると嬉しいです。

www.youtube.com

 ブログも動画も、少しづつ前へ進んで行ければと思います。

 

東京音楽隊の蒲郡公演(予定)

 先日、東京音楽隊の愛知公演の予定について報告しました。

retcapt1501.hatenablog.com

 どうやら、この演奏会はスポット公演ではなく、ツアーとなっている可能性があります。既報告の愛知演奏会(5/27)の前日、5月26日には、同じく愛知県の蒲郡市において、蒲郡市制施行65周年記念コンサートが行われることがわかりました。このブログをお読みいただいている「いかづち」さんから寄せられた情報です。

 新年度の予定は正式には公表されていないとはいえ、年度当初のコンサートについては募集の都合もあり、この段階で情報を開示しないと運営が回らないものですから、ジワリと伝わってくるという感じです。

 愛知県にお住いの方、27日公演に加え、この蒲郡公演もあるとなれば当選確率が上がることが期待できますので、奮ってご応募ください。

 日曜日の昼公演ですので、なんとなく私も応募したい気持ちになりますが、地元開催を楽しみにしておられる方々の当選確率を優先したいと思います。

f:id:RetCapt1501:20190327230510j:plain

 流石に、あと数日で新年度を迎えるわけですから、東京音楽隊が自ら公表したくてもできない公演はこの二つだけかなとも思いますが、ひょっとしたらもう一つくらいあるかも知れません。どうなんでしょう。

 それにしても、来年度は東京音楽隊としての地方ツアーの始まりが早いような気がします。やはり今年は観艦式が控えていることもありますが、皇室関連行事などもあり、地方公演の時期が前倒しになっているのかも知れませんね。

 それに、私の捉え方が正しいとするならば、来年度は東京音楽隊の海外遠征があるはずです。そういったこともあり、来年度の東京音楽隊は、例年とはちょっと違うスケジュールで動くことになりそうです(関連する過去記事をご覧ください)。

retcapt1501.hatenablog.com

 注目して行きましょう。

三宅由佳莉さんの効能(9)

f:id:RetCapt1501:20190325230719j:plain
 本当に久しぶりにこのシリーズを書きます。どれだけ久しぶりなんだろうと調べてみましたら、最後に書いたのが昨年の8月4日でした。これまでの記事をご覧になりたい方は下のリンクからどうぞ。

retcapt1501.hatenablog.com

 しばらく書いてないから書いてみようと思ったわけではありません。

 先日、近所のドラッグストアのレジで清算しようとした時に「おや?」と思ったことがあったのです。

 私を迎えるレジの女性が、何とも風変わりなお辞儀をするのです。両手をぴょこんと鳩尾のあたりまで持っていってから上体を倒すお辞儀です。何となく、「あなたのために礼を尽くしていますよ」とわざわざ言われているような、ちょっと押し付けがましい気がするお辞儀なのです。「何なの?」と思ったのですが、よく見ると他のレジでも男女問わず、店員の皆さんがそのようなお辞儀をしていましたので、おそらくこのドラッグストアでは接客の「礼儀作法」として教育しているのだと思います。

 生粋の日本人である私にとって、お辞儀とは形と心が一致したものだとの思いが強いものですから、変に形が前面に出るようなお辞儀には抵抗感があるのだと思います。こんなお辞儀が今流行っているのでしょうか。もっと自然なお辞儀がいいな。

 そんな考えを巡らせながら家に帰る道すがら頭に浮かんだのが三宅由佳莉さんの立ち居振る舞いでした。

  このブログを始めたばかりの頃、「三宅由佳莉さんのお辞儀と敬礼」という記事を書きました。あの当時、一番書きたかったことだったのだと思います。

retcapt1501.hatenablog.com

 何しろ、歌い終えた後の三宅由佳莉さんの凛とした立ち姿と、背筋をピント伸ばしたまま深々と首を垂れるお辞儀の美しさに新鮮な感動を覚え、目が釘付けになっていたのですから。

 慇懃に過ぎることなく、かと言ってカジュアルに流されることもなく、ご自分の身の丈に合った、そしてご自分の心に沿ったお辞儀をされているんだと、私は思います。だからこそ、美しいだけでなく、押し付けがましいところのない、とても自然な振る舞いとして映るのではないでしょうか。

 そんな三宅さんのお辞儀を集めた動画を編集してみましたので、是非ご覧になってください。歌い終わった後のお辞儀、演奏会場でのファンの皆様との交流の場でのお辞儀、テレビ番組の取材を受けている時のお辞儀などを紹介しています。そして最後に、軍歌や海上自衛隊の隊歌などを歌われた後の「敬礼」としてのお辞儀も収録しています。

www.youtube.com

 先日書いた「初心忘るべからず」という記事の中で、三宅さんはある意味思想家なんだと思うと書きました。ご自分に舞い降りた思想を、書物に記すのではなく自ら実践して示す、実践型の思想家であると。

 いつも逃げ道を作っておきたい「なんちゃって」文化が支配的な現今の我が国にあって、世相や流行り、他人の思惑などに左右されることなく、ご自分の信ずるところに従って独自の世界というものをきちんと作り上げておられるんだと思います。

 三宅さんはあるインタビューで「(他の)隊員からは、”不思議ちゃん”て呼ばれています」と答えてらっしゃいますが、それこそが、一般に「常識」とされていることに盲従するのではなく、 例え独りであろうとも、ご自分が納得できる道を決然として歩まれている証左であるように私には思えます。

 孤高の歌姫…

 そう書きたいところですが、三宅さんからは、そんな肩肘張ったイメージは微塵も感じられません。何をやるにしても屈託がなく、どこまでも自由で自然です。「素朴」と言った方がより相応しいのかも知れませんが、素朴と言うにはあまりにも華やかですし、三宅由佳莉さんは本当に書き手泣かせです。

f:id:RetCapt1501:20171030213826j:plain

 そんな三宅さんの自然で、素朴で、しなやかで、かつ華やかな立ち居振る舞いが多くの人々に感銘を与え、また魅了しているのは間違いありません。

 そして、感銘を受け、魅了されているのは一般の国民だけではないと思います。多くの現役自衛官三宅由佳莉さんの立ち居振る舞いに感化されているに違いないと思います。私自身、現役の頃に「出逢って」いたならばそうなっていたであろうことが容易に想像できるからです。

 私には、そんな風に感化された現役自衛官の筆頭が荒木美佳さんなのではないかという気がしています。私が初めて荒木さんを間近で拝見したのは、昨年7月7日、川越で行われた3自合同演奏会のロビーでした。たくさんの観客や陸海空音楽隊員がいる中で、荒木さんの姿だけが、まるでピンショット写真のように私の目に飛び込んできました。

 動画などで拝見する荒木さんとはまた一味違う、そのエレガントな立ち居振る舞いにたじろいだのを今でも鮮明に覚えています。

retcapt1501.hatenablog.com

 もちろん生来の資質がなければ、あのような優雅な立ち居振る舞いは、そうそうできるものではないのですが、私には、三宅由佳莉さんの物言わぬ思想の系譜に連なる色彩を放っているように思えるのです。

 荒木さんがMCをされている時、三宅由佳莉さんを紹介して会場が湧き上がると、まるでご自分のことのように幸せそうな表情になります。また、ハープを演奏しながらも、ステージ上の三宅さんを目で追って、とても満ち足りた表情を見せてくれたりもします。荒木美佳さんは、三宅由佳莉さんの一番のファンなのかも知れません。

 それはまた、私たちが目にしている三宅由佳莉さんの立ち居振る舞いというものが、ステージ上の仮の姿ではなく、三宅さんの素顔そのものなのだということを雄弁に伝えてもくれるのです。

 そんな本物の実践思想家だからこそ、入隊以来のファンの方も、日々三宅さんに「出逢う」新たなファンの皆様も、等しく三宅由佳莉さんに「落ちて」しまうんだと思いますし、若い方の中には、三宅さんと「出逢った」ことがきっかけで海上自衛隊に入隊された方も少なくないのではないでしょうか。

  物言わぬ思想家である三宅由佳莉さんが放つ波動は、静かに、しかも着実に、その力を遍く行き渡らせようとしているように思えます。

小さな結実

f:id:RetCapt1501:20190323121251j:plain

 以前の記事で、「小さなコメント作戦」について触れました。

 私が運営しているYouTubeのチャンネルに寄せられる海外からのコメントに対し、その国の言葉でコメントを返すと言う、ささやかなPR作戦のことです。

retcapt1501.hatenablog.com

 このブログに、時々拙い英語の記事を書いているのもその一環です。YouTubeの動画で釣れた(笑)海外の方をこちらへ誘導して、三宅由佳莉さんの魅力についてより良く知ってもらおうという企画です。思惑通りに行くかどうかはわかりませんが、何もしないよりはマシだろうと思っていました。

 ところが、タイのファンの方から「英語の記事ありがとう、三宅さんのことを理解する助けになった」と言うコメントを頂き、この企画が少なくとも機能していることがわかりました。

retcapt1501.hatenablog.com

 そして、台湾の学生さんからも「タミヤ模型には、三宅さんのフィギュアを作って欲しい。みんな喜ぶと思う」と言うコメントを頂きました。そんなことを思うほど、海外のファンの皆さんは情報に飢えているんだなとも感じましたし、私のささやかな企画が彼らにとっては貴重な情報源になっているのだということがわかりました。

retcapt1501.hatenablog.com

 最近、私のブログにちょっとたどたどしい日本語でコメントを寄せてくださる方がいらっしゃるのにお気付きの方も多いと思います。

 YouTubeでは「魯敏」、こちらでは「西洲生」のハンドルネームで中国から投稿されている三宅由佳莉さんのファンです。この方は、まさに私の思惑通りYouTubeで三宅さんに心を惹かれ、このブログを訪ねて来られた方なのですが、私が最初に認識したYouTubeへのコメントがとても上手に書かれた日本語だったので日本語を解する方だと思い、私も日本語で返信しました。

 このようなアプローチは嬉しい限りなのですが、先ほど、2月にサントリーホールで行われた東京音楽隊定期演奏会の報告記事に3週間も前に寄せられたコメントがあることに気づきました。それを読んだ私は絵もいわれぬ感動に襲われ、そのことを記事を書かずにはいられなくなったのです。コメントを下に引用します。

かぴたん (id:RetCapt1501) こんにちは!私は中国から来た三宅のファンです私の三宅を好きにしたのはあなたの報告です。 私はYouTubeからこのビデオを追いかけてきましたが、三宅の目は明るく澄んでいて、心からの優しさと女性らしい作品はないことを明らかにしています。 香りがあり無限大です。 中国の聞き手としては、「軍艦」を聞くのは少し違いますが、それでも三宅のように止めることはできません。 翻訳ソフトウェアの使用をお許しください。これにより、単語が不満足なものになる可能性があります。 ご報告ありがとうございます。

 お分かりでしょう。この方は英語を解するので英文記事はもちろんお読みになっていますが、その他の記事についても、日本語が分からないにも関わらず、おそらく翻訳ソフトで翻訳しながら読んでくださっているんです。そうまでして三宅由佳莉さんのことを知りたい、知らずにはいられない、そんなファンが海外にいるんだということを直接教えられ、感動したのです。

 更に言えば、この方は、三宅由佳莉さんの魅力を中国国内に伝えるため、中国のミニブログサイト「新浪微博(シンランウェイボー)」にアカウントを取得して、私の記事を元に情報発信を始められました。私がこのブログを始めた時と同じなんです。三宅さんのことを知りたいという欲求と、多くの人にその感動を発信したいという欲求が同時に湧き上がり、それに衝き動かされる。この方の気持ちが痛いほど良くわかります。

 そのブログへのリンクを下に貼りましたのでご覧になってみてください、中国語だらけなので読むのは難しいですけど(^ ^)

www.weibo.com

 私が「小さなコメント作戦」を始めた目的は、三宅さんの魅力、東京音楽隊の素晴らしさを世界中の人たちに知ってもらいたいということではありますが、更に先の目標があるのです。それは、三宅さんや東京音楽隊をきっかけに海上自衛隊や日本そのものに対する理解を深めてもらいたい。日本を好きになってもらいたい、ということです。それはまさに、東京音楽隊の使命である我が国の平和に寄与するための演奏活動をサポートすることにも繋がると信じていますし、私なりの応援の仕方なのです。

  そんな活動が、小さいけれども確かな実を結んだことを報告できることを、心から嬉しく思います。

 

 ところで、国内向けには国防の大切さをPRし、海外向けには友好を前面に押し出すことを矛盾と捉える方もいらっしゃいますよね。平和を志向するなら、国防など必要ない、友好一本槍で行くべきだと仰る方々です。

 歴史から何を学べばそのような思想が湧いてくるのか不思議です。これについてはまた別記事で論考してみたいと思いますが、私の考えに基づく上のコメントへの返信は、次のようなものです。千年単位で取り組むべき問題だと、私は思います。

西洲生さん、このコメントに今気づきました。ものすごく遅い返信になってしまい申し訳ありません。私の記事(報告)がきっかけで三宅由佳莉さんのファンになられたとのこと。私にとってこれほど嬉しいことはありません。日本と中国の間には政治的に色々な問題が横たわっていますが、本来、私たちには永い友好の歴史があります。阿倍仲麻呂(晁衡)と李白との交流などは、私たちにあるべき姿を教えてくれているような気がします。
千里の道も一歩から。良いものは良いという認識の共有から交流を深めて行ければいいなと思います。コメントありがとうございました(╹◡╹)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【追記 2019/4/13】

西洲生さんは、このhatenablogでも記事発信を始められました。

hongyuemu196.hatenablog.com