あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの最近の動向(18−16)

 このところ、陸海空合同演奏会に掛り切りになっていましたが、その間に東京音楽隊の演奏会等の予定がいくつも公開されていますので、まとめてみようと思います。

 

まず、今月(2018年7月)の予定から。

 

7月23日(月)せたがやインクルージョンフェスティバルに出演

 昭和女子大学キャンパス内で行われる「せたがやインクルージョンフェスティバル」は、子供のためのイベントです。その第2日目、7/23(月)の18時から、人見記念講堂東京音楽隊による演奏会が予定されています。入場無料で整理券等もないようですので、立ち見も含めて入場自由だと思われます。都合のつく方は足を運ばれてはいかがでしょうか。演奏曲目は不明ですが、イベントの趣旨から見て、動揺やアニメソング主体となるのではないかと思います。

 三宅由佳莉さんの「歌のおねえさん」が見られるかも知れませんね。

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7月30日(月)音のたまて箱に出演

 昨年に引き続き、東京オペラシティコンサートホールで開催される「音楽のたまて箱」に東京音楽隊が出演します。この催しは、東京オペラシティが主催するもので、「大人から子供までが楽しめる演奏会」というコンセプトで、毎年この時期に開催されています。

 当日は午前10時半開場、11時開演で、整理券等はありません。先着順の自由席となりますので、都合のつく方は、朝から出かけられてはいかがでしょうか。なお、東京音楽隊の出演予定は午後2時半頃だそうです。

(昨年の演奏会の様子)

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次に来月(2018年8月)の予定です。

 

8月25日(土)海上自衛隊東京音楽隊鶴岡公演(山形県
昼公演 14:00開演(13:30開場) / 夜公演 18:30開演(18:00開場)
全席指定、入場無料(要入場券)

 全席指定ですが、7月21日(土)午前9時から、演奏会場である荘銀タクト鶴岡において、先着順で入場整理券(座席指定券だと思われます)の配布が行われます。一人2枚までとのことですが、早く並んでも座席を選ぶことはできないそうです。それでも、会場内のどこかに席は確保できるということですから、朝早くから並んで待つ人が、きっといると思います。

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8月26日(日)海上自衛隊東京音楽隊気仙沼公演(宮城県

17:30開場(18:30開演)
場所:気仙沼市民会館(宮城県気仙沼市
詳細:気仙沼市民会館
   0226-22-6616

 こちらは、詳しい情報が公開されていませんが、応募要領等が記載されていないことから、やはり入場券の配布が行われるのではないでしょうか。

 

8月27日(月)海上自衛隊東京音楽隊いわぬま公演(宮城県) 

17:30開場(18:30開演)
場所:岩沼市民会館大ホール(宮城県岩沼市
 8月6日(月)午前9時から整理券が配布されますが、座席指定の記載がありませんので、入場整理券による自由席になるのではないかと思います。

 

 さあ、今年も東京音楽隊は大忙しです。

 東京音楽隊のみなさん、健康には注意されつつ、首を長くしてみなさんを待ち続けている地方のファンの方々に、幸せと元気を届けてあげてください。

 

 

陸海空合同演奏会、楽しかったです

 この記事は、本来7日中にアップする予定でおりましたが、演奏会の感動を咀嚼しようとウヰスキーに手を出したのが間違いでした(^^)

 ちょっと飲んだだけで、あっという間に眠りに落ちるほど、私は疲労困憊していたのです。聴いてただけのくせにふざけるな、と思われるかも知れませんが、まぁ読んでみてください。冗談抜きに長いです(≧∀≦)

 

 この演奏会は、先着順自由席でしたので、なんとか最前列を確保しようと、早くに家を出ました。お陰様で、開場2時間半前に、待ち行列の3番目に並び、最前列中央やや左寄りという素晴らしいシートを確保することができました。

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 私の前に並んでいたお二人ですが、先頭の女性は、何と開場4時間前の8時頃に来られていたそうです。東京音楽隊の藤沼直樹さんの大ファンで、三宅さんや荒木さんと何度も挨拶を交わしたことがあるようです。「何が何でも最前列!」と気合十分でした。2番目の男性(斉藤さん)も、東京音楽隊が目当てで、最前列狙いの早駆けとのこと、東音の演奏会は今回で「50回目!」という筋金入りです。そして3番目の私。こんなに早く並んでるの、東京音楽隊のファン3人だけでした(笑)

 会場では、2番目の斉藤さんと並んで座り、色々なお話を聞かせていただきました。

 倉敷市出身の斉藤さんは、もともと自衛隊の音楽隊に全く興味もなかったそうですが、5年前に三宅由佳莉さんがCDデビューされた際、同郷であることから興味を持ち、すっかり嵌ってしまったそうです。母方の姓が「三宅」で、その実家が三宅由佳莉さんのご実家の近所というので、「親戚筋ですか?」とお聞きしましたら、「あの辺は三宅姓が多いんだよね」とのことでした。

 本公演に先立ち、ロビーコンサートがあるとのことで、斉藤さんと連れ立ってロビーに移動。そこには3台のハープが扇型に並べられています。そうなんです、今回のロビーコンサートは、何とハープの三重奏。凄いと思いませんか?

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 ハープの三重奏は、自衛隊音楽隊始まって以来、初めてのことだそうですが、凄いですよ、夢のような音色に皆さん聴き惚れていました。

 いい撮影ポイントが取れなかったので、申し訳ありませんが、こんな感じでした。

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 演奏の模様を収めた動画がアップされましたので、埋めます。

 現場では気づかなかったのですが、今改めて動画を見て荒木さんの素敵な心遣いに気づき、ちょっと感動しました。

www.youtube.com

 1曲目の「シャローム」の演奏が終わり、メンバー紹介が行われるのですが、他のメンバーが紹介される時に、荒木さんがハープを奏でて色をを添えます。荒木さんが紹介される時には音無しでしたので、事前の打ち合わせではなく、アドリブなのでしょう。

 こういう細かい気遣いというか、心配りが咄嗟にできるところが荒木さんなんでしょうね。

 陸海空ハーピストのフォトセッションです。  

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 ロビーコンサート後のフォトセッションも終わったところで、思い切って荒木さんに話しかけました。緊張の極みだった私は、「荒木さん」と声をかけ、笑顔で「はい?」と言ってくださっている荒木さんにいきなりスマホを向けて写真撮影をするという失礼極まりないことをしてしまいました。荒木さんごめんなさい。その後、「いつも拝見しています、今日はお目にかかれて光栄です」と言うのがやっとでした。荒木さんは、いつもの優しい笑顔で「ありがとうございます、本公演の方も是非お楽しみください」と答えてくれました。あー緊張した。

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 ところで、第1回公演では確認できていませんが、第2回公演では、ロビーコンサートの後、子供達にハープの演奏を教えたりするシーンもあったそうです(モンスターさん情報)。

 ロビーコンサートを堪能して席に戻り、また、斉藤さんとあれこれお話していたのですが、ベーシストの岩田さんが話題になった際、「先日、岩田さんのことを自分のブログの記事に書きました」と言いながらスマホで記事を探していると、「あなた、ひょっとしてかぴたんさん?」と聞かれびっくり。「え?ひょっとして読んでます?」

 奇遇なものです、早並びがきっかけで隣同士になった方が、偶然にも私のブログを読んで下さっている方だとは! 出会いを一ついただきました。

 斉藤さん、楽しいひと時をありがとうございました。なお、実名表記は、ご本人の許可をいただいています。

 

 そんな話をしている間に、開演時間となりました。

 この演奏会の司会進行は、もちろん荒木美佳さんではありません(^ ^)  NHKや民放FM各局で活躍されているフリーアナウンサーの藤井奈央美さんでした。

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 この演奏会の主催者は防衛省ですので、本公演に先立ち、大臣官房審議官・土本英樹氏よりご挨拶がありました。まず、今次の豪雨災害に際し、各県知事の出動要請を受け、多くの自衛官が災害救援活動に当たっているとの報告があり、次いで、合同コンサートは平成9年にサントリーホールで第1回が行われて以来、今回が22回目になるとの紹介がありました。四半世紀の歴史があるんですね。

 今次豪雨では、三宅由佳莉さんの郷里岡山県倉敷市でも大きな被害が出ています。陸海空音楽隊の中には、西日本出身者も大勢いるはずですが、彼らも自衛官です。

 被災している家族を後に残して災害派遣に出動している隊員達と何ら変わりありません。情を殺して任務を全うする彼らに「ありがとう」と言わせていただきます。

 

 さて、第一部は、陸海空それぞれの単独ステージです。

 各音楽隊が、それぞれ選んだ一つの国をモチーフに演奏するとのこと。

 ステージ上には第一部最初のステージを務める空自の皆さんが勢ぞろい。いよいよ演奏会が始まります。空自が選んだのはアイルランド、演奏曲目はこの2つです。

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 指揮者の豊浦1空尉が拍手に迎えられながら登場、会場は一気に演奏会の雰囲気に染まっていきます。

 演奏会の前に、空自音楽隊による「君が代」の吹奏です。

 会場の皆さんもその場に起立して、厳粛な国歌に心を合わせます。

 そして、豊浦1空尉の手招きで、空自の歌姫・森田早貴さんが登場するやステージは華やぎ、会場も一段と盛り上がります。

 ユー・レイズ・ミー・アップは、三宅由佳莉さんの歌唱を動画で何度も聞いていますが、森田さんの情感溢れる歌もまた素晴らしいと感じました。ハンドマイクでの歌唱でしたが、途中で何度か持ち手を変えて歌うのは、振り付けの関係なのでしょうか、そんなところにも目がいってしまうのは、三宅さんの左手持ちを意識しているからなのかな。

 斉藤さんによると、森田さんはソプラノ歌手から脱皮しようと努力されているとのこと。三宅さんもそうでしたけど、歌唱法を変えるというか、何でも歌えるようになるって、大変なことなんだと思います。森田さんのこれからの成長がとても楽しみです。

 そして「伝説のアイルランド」、空自のバンドの演奏はとてもフレッシュな感じがしました。これは、バンドのというようりも若い指揮者の感性がそうさせるのかも知れません。空自の生演奏は初めて聴きましたが、間違いなく魅力的なバンドです。

 

 続いて、陸自の演奏です。陸自が選んだ国は、今年我が国との国交樹立150周年を迎えたスウェーデンです。タクトは、中央音楽隊長・樋口孝博・1陸佐が振ります。樋口さんの前職は中部方面音楽隊長、伊丹で鶫真衣さんを受け入れた方です。

 なお、前任の中央音楽隊長は、在任期間が何と10年! 昨年3月から職を引き継いだ樋口隊長も長期政権を敷いて、じっくり音作りをされるのではないでしょうか。

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 1曲目はスウェーデン民謡「私が18歳になったとき」、うん、全く知らない。

 陸自の歌姫・松永美智子さんの歌唱によるこの曲。初めて聴きましたが、不思議な曲です。春をテーマにしていますが、日本人の感性とは全く異なる、心の奥に胸騒ぎにも似た小さな騒めきを秘めながら、春の訪れを感情を抑えながら慎み深く喜ぶとでも言えばいいのかな。松永さんの深みのある歌声にとてもよく合う、素敵な曲でした。

 そして、吹奏楽のための序曲「春」! これが中央音楽隊だ、と言わんばかりの迫力のある演奏でした。一言でいうと、「ゴージャス」。樋口隊長の、指揮台から飛び出すんじゃないかと思うほどの躍動感あふれる指揮ぶりも見応えありました。

 指揮者が、オーケストラという楽器を演奏している。そんな感じです。素晴らしい。

 

 そして、我らが東京音楽隊の出番です。選んだ国は祖国日本。

 こちらの樋口隊長も健在でした。良かった(╹◡╹)

 拍手で迎えられた樋口好雄隊長は、満面の笑顔です。そして、三宅由佳莉さんの登場に割れるような拍手が起きます。やっぱり人気ありますね。

 それにしても、目の前に三宅由佳莉さんがいるのですが、私にはどうにも現実味が湧いてきません。そんなことがあるはずないと、私の脳が受け付けないのだと思います。

 この葛藤に結構エネルギーを使いました(≧∀≦)

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 私の葛藤など関係なしに、三宅さんの歌が始まります。

 三宅由佳莉さんが歌われたのは、寺山修司さんの詞による「悲しくなったときは」です。昨年のクリスマスコンサートでも披露されましたよね。

 初めて、目の前で聴く三宅さんの歌。いつも動画で聴き慣れているはずなのに、生歌は全く別物です。歌い出しで頭が空っぽになるほど驚かされました。声楽家は体が楽器と言いますけど、その意味がよくわかります。歌っているというよりは、体の中で躍動している音楽というエネルギーを丁寧に解放しているとでも言えばいいのでしょうか。

 歌い終えた後、とても長く感じるくらいの静寂が会場を支配しました。樋口隊長が半ば振り返り、右手で三宅さんを紹介するポーズをとってから、ようやく大喝采がおきました。会場のみなさん、拍手するのも忘れるほど余韻に浸っていたのですね。

 三宅由佳莉さんのファンが、ライブのチケット入手に血眼になる理由がここにあるのだとはっきり分かりました。私も同じ道を行くことになります。

 特別に動画仕立てを埋めておきますね。

www.youtube.com

 歌い終えた三宅由佳莉さんが大喝采に応えながら舞台袖に退きます。あー行ってしまった(≧∀≦)

 そして2曲目、「ネイビート・ラプソディ」。これは、海上自衛隊東京音楽隊の委嘱作品。つまり、部外の作曲家に委嘱して作られた東京音楽隊のオリジナル曲ということです。しかも、今回が世界初演です。

 なんていうんだろう、この力強く格好の良い楽曲、自衛隊音楽隊の枠を飛び出しちゃってる感じがします。自らの殻を破るチャレンジを続けている東京音楽隊らしい、素晴らしい曲だと思いました。どこかに音源ないかな。初演したばかりであるわけないか。

(2020年5月、海自のホームページにこの時の演奏動画がアップロードされましたので、ここに貼っておきます。当日の感動が蘇ります(╹◡╹))

www.youtube.com

 この演奏会を通じて、マレット奏者の赤嵜尚子さんの動きを追ったのですが、演奏中も演奏の前後も、忙しそうでした。演奏中は、いくつもの楽器を担当されていますので、右へ左へと場所が変わりますし、演奏後は、それらの楽器周りの後片付けをテキパキとされていました。kaiten91さんがいつも仰っているように、こういうところに一生懸命さが現れますよね。

 それと、目黒渚さん、真正面のフルート席に座り、今回はピッコロを吹いておられましたが、なんかお顔が小さくなった感じでした。その分、いつもより目が大きく感じます。痩せちゃったのかな?

 そして、樋口隊長の指揮ぶりがまた、格好よかったです。軽やかで、華やかで、踊るように滑らかで、途中何度か本当にジャンプするほど躍動感があって、力強い。この方の指揮は、まことに魅力的です。本当に退官しちゃうのかな、やだな。

(樋口隊長の退官が近いというのは、単なる私の思い込みでした。大ポカです(≧∀≦))

 演奏が 終わった後、喝采に応える樋口隊長の手招きで、三宅由佳莉さんも再び登場、隊長と並んで深々とお辞儀をされました。いつもながら美しいお辞儀です。

 そして、手を振りながら、また行ってしまった(≧∀≦)

 

 ここで休憩を挟み、陸海空3音楽隊からの選抜メンバーによる合奏に移ります。

 休憩時間に、ステージ中央に立派なグランドピアノが運ばれてきました。

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 そうなんです、第2部1曲目は、太田紗和子さんのピアノ独奏を交えた合奏です。

 第2部はガーシュイン祭り、でピアノと言えば「ラプソディー・イン・ブルー」ですよね。

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 太田さんの生演奏をこの距離で聴けるなんて信じられますか? 私にも信じられなかったです。ところがこれが大変なことになるのです。

 まず、3音楽隊の選抜メンバーが入場してきます。それぞれ、各自の楽器の準備を進める中、ステージに向かって右端に3自衛隊コントラバス奏者が並んでいます。中央には岩田有可里さんが座っていました。昨日「報告させて!(2)」で書いたとおりですが、岩田さんと目が合い、目礼を交わすことができました。

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 とても幸せな気持ちにさせてくれる優しい目でした。

 そして、指揮者である空自副隊長・朽方3空佐が拍手の中登場、その手招きで、いよいよ太田紗和子さんが喝采を浴びながら登場です。一流のピアニストなのに、いつもちょっとはにかんだような表情をされるのが私は好きです。

 でも、ピアノに向かうと表情は一変、私たちにも緊張が走ります。

 本当に目の前で太田さんの演奏が始まりました。最初は柔らかいタッチから始まるのですが、次第にダイナミックで力強い演奏へと。なんだこりゃ、凄いな。ピアノ演奏を表現する言葉を持たない私には、そんなことしか思いつきません。固唾を吞むと言いますが、本当にそんな感じです。ピアノ独奏からオーケストラ演奏に移行したとき、ほっとするくらい、私は身体中に力が入ってカチカチになっていました。奥歯も噛み締めていたようで、顎の筋肉まで痛いほどでした。

 表現のしようもないのですが、感覚としては、酷く叱られている時のような、物凄い緊張感です。太田さんの演奏のパワーを支えきれないんです。

 そして太田さんの演奏する姿を見て、「あ」と思いました。三宅さんと同じなんだ。体の中に躍動する音楽という巨大なエネルギーをピアノを通じて解放している。こんな感じは、動画じゃわからない。やっぱりライブだ。ライブなんだ。

 太田さんの生演奏を目の前で体感し、物凄く感動しましたし、物凄く疲弊もしました。最前列で聴くのは覚悟が必要。でも、これは絶対病みつきになります。

 音自体を楽しむなら、ホールの中央付近がいいのでしょうけど、ライブならではの緊張感と途轍もないエネルギーを体感するなら最前列。

 でも年寄りには堪えるかも(≧∀≦)

 さて、そんな感動と緊張の「ラプソディー・イン・ブルー」が終わり、2曲目に移る前に、グランドピアノが舞台袖に下げられます。

 この間、司会の藤井奈央美さんがステージに姿をみせ、「ステージが整うまでの間、今素敵な演奏を披露して下さった、太田紗和子2等海曹から少しお話を聞きたいと思いますが、みなさま如何でしょうか」と提案しました。もちろん大きな拍手がわきあがります。喝采に迎えられて再び登場した太田さんに、いくつか質問がありました。

 まず、今回ピアノ独奏の話があった時にはどう思ったかとの質問には、「光栄だなと感じました。ラプソディー・イン・ブルーは、私の大好きな曲でもあるので、二つの意味でとても嬉しく思いました。」と答えました。

 実際に演奏してみての感想は?との質問には「このホールの素晴らしい音響と素晴らしいピアノにただただ感動しました」と答えるのを聞いて、なんて謙虚な人なんだろうと感心しました。

 今日の本番までに、バンドメンバーとの音合わせは何回くらいできたのかとの質問に対して「一昨日と昨日の2回だけしかできませんでした」との答えに、藤井さんが「たったそれだけであの演奏ですか?さすがプロですね」と応じていましたが、本当にそう思います。

 陸海空3自衛隊に音楽隊があるのに、なぜ海を選んだのかとの質問に対しては、「単純に、その時募集していたのが海だったからです」と答えて会場を沸かせます。

 藤井さんが「海のロマンとか、そういう理由じゃないんですね」と更に聞くと、「海も好きです」と答えるところに、華やかな演奏とは真逆な、飾らない人柄が滲んているような気がしました。

 射撃の腕がいいと聞いたが、何かコツでも?との質問には「さあ、分かりません」と結構ツレない返事でした。藤井さんが、引き金を引くのは繊細な動きだからピアノを弾く繊細な指先が向いているのかもしれませんねとフォローしてました。

 実際、「闇夜に霜の降る如く」とか、「引き金は引くんじゃない、静かに絞るんだ」と言われます。結果として起こることとは裏腹に、引き金を引く動作は本当に繊細な作業です。あ、また、脇道にそれてしまった(≧∀≦)

 そして、自衛官としての訓練で一番きつかったことは?と問われ「銃を持って走ることです」とのことでした。確かにきついです、小銃は4.3kgありますので、男でもこれを持ったまま走り続けると辛いですから。

 太田さんへのインタビューをしているうちに、ステージが整いました。

(インタビューでの受け応えについては、「ゆきかぜ」さんからの補足情報を加えて編集しました)

 

 2曲目もガーシュインの有名な「パリのアメリカ人」の演奏です。

 流石に3自の選抜メンバーですよね、とても素敵な演奏で会場は盛り上がります。

 でも、私は他のことを考えていました。歌姫トリオの演奏はないのかな。プログラムには何も書いていないけど、アンコールでやってくれるのかな、どうかな。

 そんなこと考えとらんで、演奏に集中せんか! それはそうですが、気になります。

 演奏が終わり、喝采の中、朽方3空佐が袖にはけますが、鳴り止まない喝采。もちろんアンコールを求める拍手です。

 朽方3空佐が袖から再び現れ、もう1曲やりますのジェスチャをして、ようやく会場は静まりました。

 ここからがショウタイムです。

 歌姫トリオによる素敵なパフォーマンスが、ガーシュイン祭りを締め括ります。

 まず、森田早貴さんが大きな拍手の中、左袖から登場、情感たっぷりに「Summertime」を歌い、ついで松永美智子さんが登場して「S Wonderful」を、そして最後に姿を見せた三宅由佳莉さんが「Someone to watch over me」をそれぞれ披露、そして間髪を入れず、「I Gotta Rhythm」の軽快なリズムに乗って、このトリオが歌いながらのダンスパフォーマンスを見せてくれました。ステージ全体が弾むような、ワクワクするパフォーマンス。振り付けは三宅さんでしょう。いつもながら完成度が高いなぁと思います。

(アンコール曲目については「TAK-CHAN」さんにご教示いただきました)

 本当に目眩くような楽しいショウタイムでした。三宅さんの動きは、振り付けじゃなくて、思いのままに体が動いているという感じです。ダンサブルな三宅由佳莉さんの動きが目に焼き付いています。

 このパフォーマンスは、いつか動画をアップして欲しいなぁと思います。ファンの皆様みんなに見せてあげたい。3人の歌姫の魅力が溢れるステージです。

 こんな楽しいステージを目の前で見れるなんて、やっぱり最前列がいいな。

 最高に盛り上がった演奏会も終わりです、3人の歌姫が会場からの鳴り止まない大歓声に手を振って応えます。そしてもう一人、文句なしにこの日の主役と言える太田紗和子さんがステージに現れ、改めて大喝采を受けました。

 歌姫3人と、太田さんは、うーん、音姫

 音姫の太田さんは、こんな時でもとても控え目で、あの恐るべき演奏を繰り出すパワーがどこから出てきたのか不思議で仕方ありません。そんな謎なところがまた魅力です。

 ちなみにですが、第2回公演では、この時三宅由佳莉さんが、ちょっとはにかみながら佇んでいる太田さんに歩み寄り、手を振られたらいかがですかと誘うシーンがあったそうです。三宅由佳莉さんらしい心遣いではないでしょうか。

(太田さんに関する件は、斎藤さんから頂いたコメントを元に構成しました)

 歌姫と音姫の4人が揃って深々とお辞儀をし、手を振りながら、またしても行ってしまいました。

 名残惜しい気もしますが、なんか、心が満たされた感じです。

 凄いなぁ、自衛隊の音楽隊。とことん楽しませようという意気込みが感じられる演奏会でした。各音楽隊の皆様、そして演奏会を終始支援してくださった入間基地の支援隊の皆様、楽しく、また心満たされるひと時をありがとうございました。

 また、関東地区で合同演奏会が行われる際には是非お邪魔させていただきたいと、強く思った次第です。

 

 と、何も考えずに書いてきましたが、なんと、8千文字超えの長文になってしまいました。最後までお付き合いただきありがとうございました。

報告させて!(2)

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 横浜の自宅に帰投いたしました。

 この記事は、帰りの電車の中で書こうと思っていたのですが、座席に座ったら、眠くて眠くて(≧∀≦)  この後、今回の演奏会の報告・本編の中でも書きますが、精魂尽き果てたのでした(^ ^)

 それでも、本編前に、どうしても報告したいことが一つあります。

 第二部が始まる前、舞台上の岩田有可里さんと目礼を交わしたのです。

 いや、目礼を交わしたことにしたのです、かな(≧∀≦)

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 家を早く出たことが奏功し、私は待ち列の3番目に並ぶことができました。おかげさまで最前列中央やや左の絶好の席を確保できました。詳しくは本編で書きます。

 とにかく、その絶好の席で第一部を堪能し、第二部の選抜メンバーがステージ上に勢揃いしました。向かって最右翼に陸海空のコントラバストリオが並びます。

 あ、岩田さんだ、今日も格好いいなぁ、と思って見惚れていると、ふと岩田さんと目線が合いました。私はちょっとうろたえましたが、何故かまるで旧知の中であるかのような錯覚を覚えるほどの優しい眼差しに甘え、不躾にも軽く会釈してしまったのです。すると、何と、岩田さんも軽く会釈をしてくれるではありませんか。

 なに、この感じ、とても暖かいものが心を満たしていきます。kaiten91さんが仰っていたとおりの方なんだということが、有無を言わさぬ説得力をもって感じ取れました。

 と、しばらく幸せな気分に浸っていたのですが、私の頭の冷静な部分が「そんなわけねーだろ。いくら優しい岩田さんでも、初めて見た顔に目線合わせたり、会釈すると思うか?」と、癪に触るけど反論しづらい、もっともなことを言いだしました。

 うーん、考えてみれば、最前列だよね。古くからのファンの方々がたくさん座っているだろう。そんな方々の誰かと目礼を交わしたときに、たまたま私の会釈のタイミングが合っただけ、そう考えたほうが理に適っているような気がしてきました。

 で、ちょっと心が萎みかけたのですが、ロビーコンサートで荒木さんの笑顔パワーを頂いていた私は、ここで俄然巻き返しにかかりました。

 「誰と目礼を交わしたかなんて、わかんないじゃん。俺がそう信じて幸せならそれでいい、誰に迷惑がかかるって言うんだよ」

 ということで、今日のコンサートで、岩田さんと目礼を交わしたということにします。この件に関し、質問や反論は受け付けません。ブログ主宰者の特権を行使します、あー幸せ(╹◡╹)

*これって、元祖「宇宙戦艦ヤマト」のエンディングテーマ「真っ赤なスカーフ」のモチーフだな、と思った次第(^ ^)

報告させて!

    荒木美佳さんにご挨拶することができました。

    今回のロビーコンサートは、なんとハープの......でした(詳しくは本編で)

演奏後、なんとか荒木さんに声をかけて、アップで写真も撮らせて頂きました。

はじめてのオリジナルの荒木さんです(^^)

いやー、ドキドキしました。言いたいことの千分の一くらいしか言えませんでしたけど、美しい笑顔と声を、目の前で体感することができました。どうしても報告したく、本公演前に書きました(╹◡╹)

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到着(╹◡╹)

    特急「森林公園」行きでで、川越に向け進出中です(^^)

    本当はもう少し早く出たかったのですが、気がはやるのか、急げば急ぐほど、何をするにも手間取る (;゚Д゚) という、もどかしい時空をやっとくぐり抜け、この速い電車に乗ることができました(^-^)

新宿三丁目着、次は池袋か

まだまだ先だな〜

 

9時前に川越に着きました。

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エスタ川越へ向かいます

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さすがにまだ誰もいないですね

ちょっとぶらぶらしてこよう

と、辺りを一回りして戻ってみると、施設の中に入って行く人が!

なんだ、開いてるじゃないか(^-^)

その人の後を追って大ホールに向かい、なんと3番目に並べました(^-^)

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奥の方では、入間基地から来られた支援隊の方々が朝礼を行なっています。

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朝礼が終わると、一斉に繰り出し、あっという間に受付のための設を仕上げてしまいました。

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では、演奏会の報告をお楽しみに

(╹◡╹)

 

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明日はいよいよ...

 本州付近に停滞する梅雨前線の影響による記録的な大雨で、西日本各地に大きな被害が出ています。週末にかけても大雨が続くようなので心配です。

 ここ、横浜でも雨が降り出しました。関東地方も週末は悪天が予想されています。

 天候には恵まれそうもありませんが、明日、7月7日(土)、いよいよ3自衛隊合同コンサートが、埼玉県川越市の「ウエスタ川越」で開催されます。

 先日、「陸・海・空自衛隊合同コンサート」と言う記事で報告しましたが、幸いなことに私は応募に当選することができました。

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 今回残念ながら涙を飲んだ方々には申し訳ありませんが、初めての合同コンサートを楽しませて頂きたいと思います。初めての合同コンサートでもあり、東京音楽隊の新米ファンである私にとっては、ようやく2度目の生演奏体感ということになります。

 定例・定期演奏会とは違い、演奏曲目に関する事前情報は一切ありませんが、どんな楽曲を披露してくれるのか、却って期待感が高まります。

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 これまでの合同コンサートの記録などを見ると、第一部では各自衛隊のセントラルバンドによる単独演奏が行われ、第二部では、3つの音楽隊からの選抜メンバーによる合奏という構成になるようです。

 海上自衛隊東京音楽隊の演奏でさえ、生では1回しか聴いたことのない私にとって、陸上自衛隊中央音楽隊航空自衛隊航空中央音楽隊の単独演奏まで聴くことができるのは、本当に幸運なことだと思っています。

 音楽に関しては全くの素人ではありますが、素人なりに、陸海空、それぞれの音楽隊の持ち味などについて、感じたことを報告できたらなと思います。

 今回の合同演奏会の注目点の一つが、3音楽隊の歌姫が揃い踏みとなることでしょう。陸の松永美智子さん、空の森田早貴さん、そして我らが三宅由佳莉さん。

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 第一部でのそれぞれ単独での歌唱も楽しみですが、第二部では、みんなを「あっ」と驚かせるようなトリオ歌唱が用意されているのではないかと、勝手に期待感を膨らませています(^ ^)

 そして、個人的に気になるのが、東京音楽隊の樋口隊長です。

 先月の西日本大遠征、6月18日の山口公演での終盤に、樋口隊長の退官が紹介され、花束の贈呈が行われたことを、「モンスター」さんからのコメントで知りました。

 公の場でそのようなセレモニーを行うということは、正式の人事発令が山口公演の直前にあったということを意味します。

 そして、演奏会におけるそのようなセレモニーは、演出ではなく、隊員にとってはある意味儀式でもあるわけですから、2度行うことはないでしょう。ですから、合同コンサート前、おそらく7月1日付で樋口隊長は東京音楽隊「付き」になるのだと考えていました。

 でも、このような大きなイベントを前に第一線を退くというのも不自然な気はしています。「付き」発令は、通常、キリのいい日付、例えば1日、10日、20日などが多いので、ひょっとすると、合同演奏会明けの7月10日付の可能性もあるのではないかと思うのです。

 実際、今日現在、東京音楽隊のホームページ上、隊長紹介のページには樋口好雄2佐の笑顔が踊っています。指揮官の紹介ページの更新がそんなに遅れるとは考え難いですよね。

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 山口公演では、海上自衛隊東京音楽隊としてのセレモニー、そして明日の演奏会では、陸海空3音楽隊としての退官セレモニーという切り分けになっているのではないかと思えてきました。

 明日は、樋口好雄隊長の振り納めに立ち会えるのではないか、そんな期待も膨らみます。

 

 

 

「両舷停止!」

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 今回は、ちょっと久しぶりに海上自衛隊のことを書こうと思います。

 タイトルは「りょうげんていし」。艦艇の速力に関する号令の一つです。

 艦艇は、プロペラシャフトを左右両舷に1軸づつ備えた2軸推進が普通です。ですから、速力号令は、両軸を同じように使う場合には「両舷前進微速!」のように言いますが、左右それぞれを違う使い方をする場合には、「右前進微速、左停止」のように別個に号令します。

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 さて、今回の話題は、私が防衛大学校の学生だったころ、同じ海上要員の先輩から聞いた話です。捉えようによっては、海上自衛隊に対する誤解を生みかねないため、ちょとためらいもありますが、私にとってはとても印象に残るエピソードですし、以後30年余り、幹部海上自衛官として勤務する上で、指針の一つともなったものですので是非ご紹介したいと思います。海上自衛隊の健全性を示すものでもあると思っています。

 その先輩が、夏の乗艦実習で乗り組んだ艦は、護衛隊の旗艦(「きかん」、「はたぶね」とも言います)でした。旗艦というのは、この場合、護衛隊の指揮官である護衛隊司令が座乗している艦ということです。

 旗艦の艦橋には、艦長の他に隊司令がいるわけです。

 隊司令は、指揮下の各艦に対し航行中や戦闘訓練での陣形や各艦の役割などを命じて「隊としての」動きをコントロールしています。

 これに対し艦長は、隊司令から受けた命令に基づき、自分の艦の動きや戦闘要領などについて具体的に采配を振るうわけです。

 「隊として」航行中の部隊は、単なる移動(トランシット)であっても、通常、隊司令から命じられた「陣形」を保って行動します。トランシットの場合、最も一般的な陣形は、旗艦を先頭にした単縦陣(1列縦隊のことです)です。

 このエピソードは、2隻隊が、まさに単縦陣でトランシット中のお話です。

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 艦橋に隊司令と艦長がいる状態で、当直士官(当時:現在は常に哨戒配備をとっているため、哨戒長)が旗艦の操艦に当たっていました。

 はるか右前方に、隊の進路を横切ることが予想される大型タンカーが航行中であるとの、右見張りから報告を聞き、「隊司令」は当直士官に、「今のうちに増速して早めにタンカーをかわせ」と指示しました。

 当直士官は、「両舷前進強速!」と速力号令を発し、旗艦は「原速(12ノット)」から「強速(15ノット)」に増速します。旗艦が速力を変更する場合、艦のマストから両舷に張られているワイヤに設えられた「速力通信儀」という形象物の位置を変えることで後続艦に新しい速力を伝えます。

 「隊司令」が「ここは1戦速(18ノット)を使え」と、さらに指示したため、当直士官は再び「第1戦速!」と号令を発します。そして艦が増速を始めたその時、「両舷停止!」という決然とした号令が響き渡りました。それまで黙っていた艦長の、厳粛な大号令でした。

 そして、当直士官に対し「馬鹿者! 隊の旗艦をあずかる者は、自艦だけでなく、後続艦も合わせた長い部隊を率いているのだ。そのことを忘れて軽々に横切り船の前を通過しようとするとは何事だ!」と喝を入れたのです。

 もうお気づきですね? 艦長は、当直士官に仮託して、自分の上司たる隊司令を諌めたのです。二つの意味でです。

 一つは当直士官に言った、運行上の諌め。そしてもう一つは、この艦の運行に責任を持っているのは誰なのかという諌めです。

 おそらく、隊司令は、それまでも艦の運行に度々口出しをしていたのでしょう。艦長は、「隊司令は隊の動きに責任を持ち、艦長は艦の動きに責任を持つ」という原則を忘れている隊司令を諌めるチャンスを伺っていたのだと思います。

 先輩によると、誰の目にも隊司令が艦長に叱責されたように見えたそうですが、それに対し特に何を言うでもなく、以後、艦の運行には口を出さなくなった隊司令も、艦長の諌めを呑み込む度量があったということだと思います。

 

 上司への諌めは、簡単ではないが、必要なときには決然としてなすべし。

 諌めるにしても、そのやり方には十分念慮を働かすべし。

 部下からの諌めは自分への配慮と心得るべし。

 

 先輩の話から、私が学んだことです。